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「小舞土壁」ー自然にかえる家を知る時間ー

初めて降りたった某駅

施主さんのお宅まではアンパンマンにうっかり引っかかって、集合ギリギリに〜

自分で家を建てたことはないので、こういう現場に入るのは実家のリフォーム以来な感じ。

人海戦術で小舞土壁の小舞ワークショップ。
手を動かし、その後休憩にはその効果を教えていただく時間。

本では読んでいたものの実際に見ることができたのは貴重な時間。

今回は女竹(めだけ)部分を留めていく作業のお手伝い。
始まりと終わりを気をつければ割とサクサク進むのですが2階のゾーンの人は大変だったのでは?
自分も1階の上部の小舞の作業で2階に上がったけど、意外と高所恐怖症気味なことに気がついたり、体硬くて動きが急にナマケモノみたいにスローになったりで意外だった。

今後、土壁ワークショップもあるようなので、また行きたいな。
九つの効果について聞いたのですが日本人の先人たちの暮らしに対する考え方が素敵すぎ。
時間感覚のことだけど、200年持つ家の1ヶ月や1年の遅れという感覚と20年〜30年持つ、1ヶ月や1年の遅れではやはり考え方は違うというのが新鮮で。昔、祖母が実家がまさにかなり長く住み暮らし続けていた(トトロに出てくるみたいな家だったそう)家で壊してしまうのがとても惜しかったというのを聞いたのを何故だか思い出した。

水中で木を保存する方法もあり、自然に乾かすのも同様とても良い香りと、ヒーター?で乾燥させたものに比べて扱いやすくホロホロしないしっかりしたものだそう。

他にも本に書いてあったことが実際に目の前に沢山存在してる空間を見ることができるのが楽しかった。

屋根のこと、土壁のこと、小舞の仕組み、地震対策の考え方の違いなど。

私は建築については何にもわからないので、専門用語は全く皆無。

他の参加者の方々は木工・職業訓練校・建築組合?と木にまつわる方か建築にまつわる方、または取材と一人全然畑違いが紛れちゃった感じでしたが、帰りには別場所に知り合いもいてホッとしたり。
施主さんがこれまた素敵なご家族で、こまやかなお声がけに元気をもらったりお昼や休憩にお茶いただいたり、この方のために丁寧に作り上げたいって感じる素敵な方々でした。

最後にこの家は、朽ちてなお土にかえる仕組み。「木」「竹」「麻紐」「粘土質な土(陶芸に使うような土)」でできているとのこと。

夏は暑く冬は寒い、その中でもできうる限り暑さを軽減したり寒さを凌いだりする仕組みを活用。

ふと、自分の住んでいる家も大切にしたいと感じた1日。

ついスピード重視、効率重視みたいななりがちな日常をちょっと変えて立ち止まるのような素敵なワークショップでした。

帰りにバラが美しい道に癒しを感じる♪

最後までお読みいただきありがとうございます。


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