自分が患者
新型コロナ禍はたぶん、はっきりした「終わり」はないと思うのですが、その合間のような今のうちにということで、昨日はルート治療(という鍼灸の流派)の鍼灸師のあつまりでした。
これまでも練習会は細々続けていたのですが、昨夜は大阪のいつものメンバーだけでなく、東は栃木や東京から、西は鹿児島、南は高知と、各地の先生があつまり色々お話を聞かせていただくことができました。
その中で感じたというか、一つ驚いたことが、皆さんご自身が患者として、ルート治療を愛しているということでした。
誰もが、鍼灸師でありつつ、同時に患者でもあるわけです。
皆、同様に、「これなら治せる」「これなら治る」と感じたから、ルート治療を選んでやっているということです。
これほど、「嘘のない」話はないなと、強く感じました。
ところで、学校は、子どもに何を身につけさせようとしてきたか?という面白い動画を観ました。
【20世紀まで】
・時間(期限)を守ること。
・団体行動
・同じことの繰り返しに耐えること。
だったそうです。
それが今、変わりつつあります。
【新しい倫理】
・約束を守ること。
・自分にも他人にも正直であること。
・説明責任。
自分自身が「この治療は、心から信じられる」と思う治療を、患者さんにするというのは、まさにその新しい倫理、21世紀的な価値観にマッチしています。
結果にウソがないし、自分の体感だから、人に説明もできる。
これって最高に、「今」に合致しています。
鍼灸みたいな前時代の遺物扱いされているものが、今の時代に最高にマッチした存在として蘇るのかもしれない。
結局、医療は結果がすべてです。
「良さそうなイメージ」とか、「かび臭そうなイメージ」とか、「うさんくさい印象」とかの、印象とかイメージを覆せるのであれば、たしかな技術は、21世紀を生き延びることができる。
本当に良いものが伝わる。
思ってたより、今ってずっと良い時代かもしれません。
昨日は久々に明るい気分になりました。
※ 鍼灸のルート治療が受けられる治療院のマップです。