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これが恩返しなのかもしれないな

私はスピリチュアルなことについて詳しくはありませんが、たまにそういう出来事ってきっとあるんだろうなって思うことがあります。

今日は、ここ最近思ったちょっとスピリチュアルっぽいけど、自分ではとてもしっくり来ている出来事について書きます。


父と母のエピソード

私は高校卒業と同時に実家を出て一人暮らしをしており、家族と離れて暮らしている期間がそれなりに長くなります。それでも、私のことをいつも心配したり気にかけてくれる母には感謝してしています。

よくテレビなどでみる「友達親子」とまでではいかないけれど、母とは離れていてもなんでも話せる関係で、たまに2人で旅行に行くくらいには仲が良いです。

母とは恋愛の話をすることも多いので、母と父の馴れ初めやデートのエピソードなどはよく聞いていました。

父と母の馴れ初めはこんな感じです。

・母がOLをしている時、よくランチへ行くお店の近くで勤務する父に一目惚れ
・母が父にラブレターを渡し、そこから交際へ発展
・8年付き合ってゴールイン

一目惚れからの猛烈アタックで父を射止めた母の行動力は、私にはないものなのですごいなと以前から思っていました。

そういえば父と母のプロポーズエピソードを聞いたことがないなと思い、先日電話で話をした際に聞いてみたんです。

母からの返答は「プロポーズ?されてないよ!」でした。

まさか父はプロポーズしてなかったなんて!

では、父と母がどうやって結婚したのかというと、なんと母の母(私の祖母)が、父に「いつになったらうちの娘をもらってくれるの?」と圧力をかけ、「それじゃぁ」といった感じで結婚することになったそうです。

しかも、父と母は交際中も頻繁に会っていたわけではなく、父は趣味を楽しみ、遊びまくっていたらしい。母が激務だったため、デートは3ヶ月に1回。デートと言っても、母の家業の手伝いがデートだったりしたこともあったそう。

なぜそんな人と別れずに8年も付き合って結婚したのか、謎は深まるばかりですが、母曰く「好きだからよね~」だそうです。

結婚してからのエピソードは小さいころからよく聞かされていたんですが、2人でお金をためて毎年海外旅行をしたりと、結構楽しんでいたそう。
実家の父の部屋には、旅先で撮影したであろう若かりし頃の母と父が寄り添う写真を今も大事に飾ってるので、父にとっても大事な思いでなんだと思います。


きっと母はこんなことをしたかったんだろうな

父との思いでを語る母は、照れ隠しなのか悪態をつくことも多いけど、いい思い出なんだろうなというのが伝わってきます。

ですが、こんなことに憧れていたというのを聞いたり、言葉の端々から感じることがあります。

・彼に甘えてみたかった、尽くされてみたかった
・ちゃんとプロポーズしてほしかった
・もっといろんなところにデートで行ってみたかった …etc

これらって、実は今私が望んでいることと一緒なんです。

・彼にデロデロに甘やかされたい、尽くされたい、依存させてほしい
・派手なものではなくていいから、プロポーズをしてほしい
・今も、これからも、2人でたくさんのところに行ったり、いろんな経験をしてみたい

私はこんなことを望んでいるし、実際に今経験している最中です。

他にも、母が見たかった景色を私が見せてあげているなと思うことはたくさんあります。
決して母に「そうやって生きなさい!」って言われたわけではありません。
私がやりたいように、生きたいように生きてきた結果と、思い出話しから感じる母の憧れを並べてみると、母が憧れていたことを私が経験し、母にその景色を見せてあげているなと最近気が付きました。

きっと、これが今まで育ててくれた母への私なりの恩返しなのかもしれないなと思うんです。

「結婚」より先は、私もこの世に登場して母と一緒に景色を見てきたので、きっと恩返しは「結婚」まで。

そこで【恩返し】が完了となるんじゃないのかなと勝手に思っています。
これが第一次恩返しで、次は第二次恩返しと、恩返しは違う形で続くかもしれないけど、一旦区切りな感じがしています。


なんだか不思議な話だけど、ここ最近なんとなくしっくりきた話でした。


ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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