味噌・豆腐のアフリカナンバー1製造メーカーへ
辛口味噌に加え白味噌も当社商品に加わり、大豆の生産地であるケニア西部・ミゴリでは、小さな製造場所が整い、国家認証取得に向け申請を出したところ。
ケニアで一般的に流通する機械を導入しつつ、日本でしか製造できない部品(目の細かい網など)を組み合わせて、高品質・混入物のない商品になるよう改良を重ねている。
良いものを作ることへの情熱。こだわり。
(もちろんこの国でのビジネスであり、『ケニアの人々と一緒にできる最高級』という意味にこだわってるので、日本の最高級から見たらまだ大したことないと言われるだろうが。)
これは親から受け継いだ強みだと感謝してもしきれない。美しくないもの・センスがないものを一刀両断しこだわりを追求する母親から受け継いだもの。
ケニア国内外で、味噌・豆腐の製造メーカーとして流通ナンバーワンを目指す。
が、常にここでのビジネスは不安がつきものである。良いものを作れば、みんなが欲しがることなどわかっている。
すでに、味噌と豆腐が欲しいと熱いメッセージを送ってくる会社もいる。
日本でなら、売り先あるってわかってたら大丈夫じゃんと思うでしょう。
が、この国での卸は常に危険が付きまとう。
約束通りに支払わない卸先がザラにある。
他の製造メーカーは、卸先が支払い遅延すると、生産者への支払いを遅らせたりしながら、キャッシュを工面しているところは多いが(私も何度取り立てに苦労したか)、当社は、生産者への支払いは常に100%,数日以内、完璧である。
そうやって、小規模農家からの信頼を得て、生活向上にも貢献させていただいてきた。
そういう危険も含めて健全経営をすることが、私の仕事。今回成功しなかったら、アルファジリが挑戦してきたことも、もう最後だと思っている。後がないと思ってやっている。
たまに、執着心というものがなければどんなに楽だろうと思う。
私が始めた会社。
私の社員。
私の事業。
私の理想。
事業のためなら、どんなことでもやる。
どんなことにも耐える。
そう思って、やってきたから。
あまりに自分の会社に執着するというのは、上場目指したり、売却を目指すようなベンチャー起業家から見たら、古臭い執着心、と思われるかもしれないけど、
「私はやり尽くした」
「他の人が社長になっても、大丈夫だ」
と思えるようにならなければ、私はこの執着心を手放すことはできないだろう。
必ず、アルファジリを成功させる。
必ず、貧困小規模農家の暮らしに貢献し続ける。
必ず、社員の暮らしを豊かにする。
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