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寄付を集める。人を集める。水源をつくるために。

ビジネスで解決できない課題をどう解決するか。

灌漑ソリューション(ソーラー+水の汲み上げポンプ+ホース)を小規模農家向けに販売している会社を訪問させていただいた。ただそれを売ってるだけじゃなくて、支払いの仕組み、顧客分析など、とにかく全ての仕組みが出来上がってるから強い。何か国へもの展開、事業構想力、全部がよくできてて、何十億もの投資を受けている。本当に凄い。

ただ、水源が400−500m以上離れてるところの農家とか、地形的に吸い上げにくいところに水源がある農家は、使うのが厳しい。

多分だけど、農業適地を持ってるアフリカの小規模農家の9割が、条件に合わない。どっちかというと、私はその9割の人たちのために、何かできないかと頑張ってきた人間なんだけど。ただ、何年も前から、ずっと頑張ってただけで、何もできてない。泣ける。

5年ほど前、水源がない農家さんのところに、数万リットル貯められるため池を作ったことがある。日本人の学生インターンが、ケニア人と一緒にめっちゃ頑張って数メートル下まで掘った。


でも、やっぱり汲み上げて、農業用水として使うのはとても大変(非効率どころか、無理に近い)。ため池ができてから、ジェネレーターを使って水を汲み上げて農業に使ってたらしいんだけど、ガソリン代が高いので、やめてしまったそうな。(だからやっぱり、ソーラーのソリューションはとてもいいと思う)

その後私たちは特にその農家さんをサポートしなかった。そのうち、農業用水ではなく、魚の養殖ためのため池となったらしい。養殖で収入になってるならもちろんいいのだが、本来は農業用水として使いたかったらしいし、もちろん私たちもそれが目的だった。

その時、ビジネスセンスというか構想力がなさすぎた。
1個作って終わってしまった。
そして5年すぎた。
何やってんだ。

ということで、もう一度、水源+灌漑スキームで展開したいなと考えてる。

とはいえ、元々水源ない農家さんが植える作物って、お金にならないんだわ!豆とか、トウモロコシとか。急にトマトやイチゴを育てろと言われても、農家さんにはハードルが高くて、簡単なことじゃない。

しかも、豆やらトウモロコシの利益から水源+灌漑スキーム全部返済するのって、とてつもない年月がかかると予想される。

ため池作るのに15万(人件費、シート、柵、全て含む)
水の汲み上げ設備で8万
23万円。

水源ない農家の作物もしくは収入から差し引いて分割払いできるとしたら、月1000円が精一杯と思う(私の感覚)。
230ヶ月の分割払い= 回収に20年くらいかかる笑

もちろん水源によって収量は上がっていくはずだけど、それでも初めの数年は、設備を使いこなすことなど様々な問題で、数年で回収できるイメージが湧かない笑。

これは非常識すぎるので、やっぱり寄付が必要だと思っている。
ビジネスと絡められるかもしれないが、全部を解決は無理だなと。

ということで、水源は、作ってあげたい。

井戸を掘るべきところは井戸で。
水が出ないところは、ため池で。

  • 寄付を集める

  • 途上国での水関係のプロと組む

ここら辺が課題だなと思ってる。

これから、いろんな人に会って、一緒にできる人を見つけようと思う。

諦めないで挑戦します。

あとは、助けてくれる人を、見つけよう。

寄付が欲しい。

仲間が欲しい。

がんばります。


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