読書感想文:自分のアタマで考えよう
著者:ちきりん
”おちゃらけ社会派”独自の視点での切り口で人気のブロガーちきりんさんの書籍になります。
自分のアタマで考える。
こう聞いた時、何当たり前のこと言ってるんだよと思った方もいるのではないでしょうか?
しかし、最近ビジネス系といわれるジャンルのYoutubeなどを見ていると思考停止という単語が飛び交っているのも耳にされる機会があると思います。
ここで言われている思考停止。ここについても、ハッ!とさせられる内容がありましたのでOutputさせていただきます!
〇情報と思考のバランス
情報化社会といわれる時代になり、多くの情報をインターネットから簡単に取得できる時代になり大変便利な環境になりました。
どんなに難しいことも、ググることで数秒で情報、データが入手可能です。
そりゃ、自分の知識にないことは、当然Google先生に頼りますよね!「ググレかす」のようなワードも出てきているほど、わからなかったらとりあえず検索しろといった風潮にもなってきているくらいになってきました。
しかし、検索して得た情報・データって自分のアタマで考えたものでしょうか?
仕事で資料を作る際に、データを集めてきて資料を作成したりすると思いますがその際にデータだけを持ってくることが仕事になってしまっていないでしょうか?
これがいわゆる思考停止といわれるものです。
情報・データ=思考ではなく、
情報・データを見たうえでどう考えたか=思考
このアウトプットが思考したものであり、自分のアタマで考えたものになります。
情報・データに対して、「なんで?」「だから?」といったような言葉をぶつけて自分の中で答えを出していくこれが思考した成果物になるということです!
〇比較は分析の始まり
情報・データは、Google検索にお任せすることで、高度なデータを収集できることができます。しかし、ここから自分の思考に落とし込んでいくにはどうすればいいのか。
そこで、一番簡単にシンプルに行えるのが比較です。
比較することで、共通点は?差分は?何がいえるのか?を見つけて出していく必要があります。
まずは、シンプルに縦と横の図で比較することがスタート!
比較だけしていたら、結局何で判断していいかわからなくなってくると思います。
そこで、大事なのが自分のフィルターになります。
自分にとって何が、大事なのか、何が良いと思うのかそういった判断基準を持つ必要があります。他人の意見を気にする気持ちもわかりますが、自分にとっての視点を持つ!
〇思考の棚
情報・データが飛び交う中、適切な棚の中に整理しておくことが大切です。
知識の棚と思考の棚を用意して、新しく入ってくる情報・データを知識の棚に分類しそこから考えたものを思考の棚に分類していくことで他の情報をきっかけに何かを思いつく頭を作り上げていくことができます。
さらに、思考の棚に合わせて事前に考えを用意しておくとある情報を取得するとその先にこう言えるということを即時に意見を取り出すことができるのです!
つまり、頭の回転が速い=思考自体がすでに完了している状況を作ることができるのです。
〇所感
・情報をインターネット検索で、いつでもすぐに取得できる時代になりデータを収集するだけでやった気になってしまっていた、思考停止していたと気づかされる本であった。
・データを見たうえで、自分の意見を生み出す、ニュースを見たらその裏ではどんな意図があったり何が言えるのか考えることを意識して行動する。
・会議や、仕事の場で結論が必要な場合、意思決定プロセスを明確にしておくことでデータを入手+思考したうえで、何の条件が当てはまると決断するのか。
意思決定の条件を明確にしていく。
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