岩村城と城下町で疑似タイムスリップ体験をした|岐阜県|町ぶら
落語家の春風亭昇太さんも絶賛でお城で、天守閣がないのに心をくすぐられる山城・岩村城と城下町(岐阜県恵那市)に行ってきました。
正直に申し上げますと山と木々に囲まれた場所にひっそりあるお城なので結構地味です。でもね、ここは石垣が魅力的で。どうぞご覧ください。
まるでひな壇のような石垣です。段々畑の石垣とは違って、お城ならではの堅牢さに圧倒的圧力を感じひるみました。クレーンもない戦国時代に石垣を積み上げるってもう意味わかりません。お城ってどこも鉄壁に見えて、自分が足軽だったら真っ先に死ぬなって思います。
次は岩村城の城下町。下調べなしで町ぶらしていたので、まさか古き良き町並みが保存状態よく残っているなんて全く知りませんでした。ここからびっくりの連続。
まずここはNHK朝ドラ『半分、青い。』のロケ地だったんです。ふくろう商店街のアーケードが!永野芽郁さんのポスターが!楡野鈴愛ちゃんがここで育ったのか…世界観にうっとり。
すてきな旧邸宅もいくつも保存されていました。
部屋ではなく"お部屋"と言いたくなる和室からガラスの引き戸越しに見える中庭。このガラス戸はめちゃくちゃ繊細なつくりで触ったらパリンと割れてしまいそうですが、だからこそ美しい空間に仕上がっているのかもしれない。ああ、癒される。
渡り廊下のモルタルに積み木のような木材を埋め込むおばあちゃまのセンス。
3面がガラス戸の開放的な2階のお部屋。
奥三河周辺地域には五平餅文化があります。わらじ型のご飯を串に刺し、味噌ベースのたれを塗って遠火で焼く郷土の味覚です。ここは胡麻みそだれとネギみそだれの2種類が選べます。これがめちゃくちゃおいしいの。もち米のつぶ感が程よく残っていて触感が絶妙、味噌の香ばしさも好い。それでいて一本なんと250円でお茶とお新香付き。いやいや1本400円で売りましょうよって感じ。頑張りすぎないでね。
こんな感じで大満足の町ぶらでした。岩村また行きます。
おわり。