【開催レポート】初めての講師~ファシリテーショングラフィック体験会やってみた~
みなさんこんにちは。鹿児島出身、愛媛在住のファシリテーターのいわし〜です。先日、人生初の講師をしてきました。ホント、緊張しました…。
これまでは自分が対話の場に赴き、ファシリテーターを行うことが多く、講師は一度たりともしたことがなかったのです。最近、知人から会議に困っていてファシリテーションについてぜひ教えてほしいと言われ、このスキルを必要としている人に伝えたいと気持ちが芽生え体験会を実施するまでに至りました。今回は体験会の様子と参加された方の感想も併せて、備忘録としてここに書き残しておきます。
1.事前の準備
リアル会場でのファシリテーショングラフィック体験会(以下、略してファシグラ体験会)を開催するにあたって行ったこと。同時進行で行っていた項目もあるので、上から順にというわけではない箇所もあります。ざっくりこんな感じ。
何せ初のことで、リアル会場での開催。事前に準備リストを作ったり、タイムスケジュール一覧を作ったりと時間がかかりましたが、一度型をを作ってしまえば問題なし。それと、意外と大事なのが参加料金。安売りしすぎず、かといって体験会なので高すぎずを意識しました。さらに、告知用バナーも作ってみました(改善したい部分多々あり)。
さて、準備はもちろんですが、一番大切だと個人的に感じたのは、
これが一番の肝だったように今は感じています。自分の自己満足、ただ一方的に教えるだけにならないように、その人の困りごとや求めているものに対しての体験会を実施すること意識すること。実際に会議の進行に悩みを抱えていた知人、さらに具体的な人物像(ペルソナ)を決めたうえでその人に向けて告知・体験会をやっていました。
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💡ここまで読んでいる方でうっすら感じている人もいるかと思いますが…私は根っからの心配性マン。失敗したくない!当日こんな質問があったらどう答えよう~!など最悪のケースを考えがちです。そのため、用意周到で挑みます。大変だけど。ただ、最近は「最低限のものを準備していたらいっか」「まあ自分はなんとかする」と思うようになり、余白を作るようにしています。この余白が実は当日に生きてきます。
2.当日の流れ
今回の体験会のやり方や大まかな流れは、私がこれまで参加したお二方の先生の講座を参考にさせていただきました。
お一人目は、
NPO法人グリーンシティ福岡の志賀 壮史さんのファシリテーショングラフィックを学ぼう!。
お二人目は、
私が大学時に習ったファシリテーションの授業&実践です。在学時に読み込んでいた、畠中智子さんの本も参考にしております。
前に自分が習ったことを踏まえて、自分なりにカスタマイズして組み立てました。先駆者であり先生であるお二人には、この場で改めて感謝申し上げます。
私の体験会では聞いて描くことを体験してもらうことに重きを置いていたので、大まかな時間配分は1時間「導入〜座学」、1時間「描く」という流れ。そして、①、②を通して相手のニーズを聞き、後半の⑥で回答するようにしました。
↑私が実際に壁に貼って書いたもの(吹き出しや矢印の練習)
3.終えてみての反省や改善点
余談:退出時に参加者の方から、「会場に流していたこの音楽BGMなんですか?」と質問がありました。実は私が場づくりのために意図して流していたこと(音楽選び、音量含む)また、机の配置や開催場所の環境も影響してくることなどを最後にお伝えしました。実践編で場の作り方も伝授したいなあ。
4.参加者からの感想
今回参加いただいた方から、感想をいただきましたのでこちらにも一部掲載いたします。体験会帰り際に、さらに深くファシグラを学びたいというお声もいただいてありがたいです。この度掲載許可いただいたみなさん、ありがとうございました。
(大きな方眼紙に文字やイラストを描くことがストレス発散につながるとは!と私もびっくりでした笑)
5.ちょこっと、裏話
実は、開催にあたり参加者へ最低ゴールと自分への最低ゴールをそれぞれ課してやっておりました。
参加者へのゴールは、「まずは体で体験して楽しいと思ってもらうこと」そして「終えた後、ひとつでも日常生活に活かしてもらえること」(これが前述した、開催後にどう行動に移してもらいたいかの部分です)。
本当は、描くことよりもファシリテーターとしての在り方が重要で、マインドセットが重要になってくるのですが、体験会の時点でそこまでのステップに行くまでは難しいと判断。初めの一歩として、楽しいと思ってもらえることを大切にしていました。
自分へのゴールは「まずは開催してみる」。そして「参加者がのびのびと体験できる場づくりをすること」。ファシグラを教える云々のさらに前の段階です(笑)ゴール設定はこれでいいのか?と思ったのですが、初めてって私も怖いんですよね。だから、まず開催してみる。それでいっか、みたいな。
そして、参加される方に対しては、ペンと紙を持ったら、きっとのびのびと描いてくれるだろうと参加者を信頼した上で、私は土壌を整えることにしたのです。
初の講師でファシリテーショングラフィックを教えるという責任と怖さもありました。終えてみて、現状困っている人やこのスキルを求めている人に向けて伝えることで、その人自身にとってこれから一歩進めるきっかけになることを改めて感じたところです。
6.さいごに 体験会、西日本ツアーやっちゃおう!
今後は一人勝手に愛媛県ツアー、そして西日本ツアー、東日本ツアーと題してワーケーションも兼ねながらまず1年開催してみることをすることを決意!まだまだ粗削りな状態ではありますが、まずはやってみる年にしたい。ニーズは自分で作り出す。困っている人はたくさんいるはず。その人に届けるために、自分で走って迎えに行くのが私らしいと思う。
なので、私の会社で、組織で、コミュニティで、そして私の地域で開催してやという方がいたらお気軽にメッセージください~!
さて、次はどこでファシグラ体験会をやろうかな〜!
✍️イラストbyいわしー