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人生が豊かになるメタ認知トレーニング
どうもこんにちは!ライターのかたわらで心理学を学び、生きやすさについて探求しているつむぎです。
突然ですが皆さん、「メタ認知」ってご存じですか?
メタ認知とは、自分を客観的な視点でとらえることです。メタ認知ができるようになれば、人生における悩みが少なくなり、自己分析ができるようになります。
メタ認知力を身につけるためには、筋トレのように継続してトレーニングを実践することが大切です。自分について理解を深めたい方や、ストレスを軽減したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
メタ認知とは?
まずはメタ認知について、理解を深めましょう。
メタ認知とは心理学の用語で、1976年にジョン・H・フラベルという人が提唱した概念です。
物事を客観的に眺める自分によって、より広い視点で捉えることを指します。ざっくばらんに言えば、「認知していることを認知している」状態です。
皆さんは、自分の中の自分が冷静に自己を観察している意識を感じた経験はありませんか?
「何かを考え判断する自分」と「それを見守る自分」。
見守る側の意識で自分を観察している感覚、それがメタ認知です。
ここに意識を合わせていくことで、メタ認知能力を鍛えられます。
メタ認知能力が高いとどんなメリットがある?
メタ認知能力が高いと、次のようなメリットがあります。
メタ認知的知識が増える(自分の心の仕組みがわかる)
メタ認知能力を高めると、「メタ認知的知識」が増えます。メタ認知的知識とは、自分自身について知っている知識のことです。
たとえば、次のような自分に対する理解がメタ認知的知識に含まれます。
自分は人と話すのが好きだ
自分は待たされるのが嫌いだ
自分は飽きっぽい
メタ認知的知識を増やしていくためには、ここからさらに掘り下げて考えることも重要です。
「待たされる状況だと自分は怒りやすい」
⇒「それは何故なのか?(どのような経験がそうさせているのか)」
⇒「その観念は本当に必要か?」
メタ認知トレーニングではこのように自分を深掘りして、内面の構造化された枠組みを明らかにできます。
自分について振り返る機会が増えるので、おのずと自己に対する理解が深まっていきます。
メタ認知能力が育つと生きやすくなる
メタ認知能力を高められると、自分の感情や思考を客観的に眺められるようになります。そのほかにも次のようなメリットがあります。
自分の思考の偏りに気づいて客観的な判断が下せる
状況を多角的に捉えることができる
ストレスの原因が特定できる
どんな状況でも冷静さを保ちやすくなる
適切な解決策が見つけやすくなる
自分も他人も許せるようになって幸福度が増す
このように、メタ認知能力を鍛えるとメンタルにさまざまな良い影響をもたらすのです。
ちなみに少しだけ話は逸れますが、人に対して許せない面は、自分に対しても許せない面だったりします。
「人に許せない面を見つける」
⇒「自分に対して許せていない面があることに気づく」
⇒「必要に応じて、不要な観念を手放す(自分に許可を与える)」
という工程を経ることで、より生きやすい自分に近づけます。
また、人は理解できないものに対して不安や恐怖を感じる性質を持っています。
自分の感情が動く仕組みが分かってくると、不安や恐怖を感じにくくなり、安心感を抱けるようになりますよ。
メタ認知トレーニングのやり方
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