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数学が嫌いだけどできるようになりたい人が見る取扱説明書⑥

↑↑前回の続きになっています.是非ご覧ください.

↑↑初めて来られた読者は最初から読むことをおすすめします.

前回は数学の勉強方法について解説を行った.復習を兼ねて数学の勉強方法を図に表したフローチャートを示す.

数学の勉強法を示したフローチャート図

簡単に説明すると

(1):初見で問題を解いてみる.思いつかないならすぐ解答解説を見る
正解→終了(次の問題へ進む) 不正解→(2)へ進む

(2):解答解説を読み込み,思いつかなった・誤解していた問題構造の層を特定
さらに未到達の問題構造の層も把握する. 完了後→(3)へ進む

(3):(2)で特定した思いつかなかった・誤解していた問題構造の層のみを暗記する. 完了後→(4)へ進む

(4):再度問題を解く.思いつかないならすぐ解答解説を見る
正解→(7)へ進む 不正解→(5)へ進む

(5):(2)と同様の手順(解答解説を読み,思いつかなった・誤解していた問題構造の層を特定さらに未到達の問題構造の層も把握.) 完了後→(6)へ進む

(6):(3)と同様の手順((2)で特定した思いつかなかった・誤解していた問題構造の層のみを暗記する.) 完了後→(4)へ戻る

(7):(4)で正解した後,時間をおいて再度問題を解く
正解→終了(次の問題へ進む) 不正解→(5)へ戻る

今回はこの勉強方法をベースにして,数学の苦手な人が抱える悩み(数学が嫌いな理由)を1つずつ解決しようと思う.


1. 数学が苦手な人が思う「数学が苦手な理由」

数学が苦手な人が思う「数学が苦手な理由」を調査しているとあるサイトの3つの記事内容がしっくりきたのでそれをベースにして議論を進めていこうと思う.

上記3つの記事内容をベースに数学が苦手である理由をまとめてみる.
今回筆者なり数学が苦手な人が「数学が苦手だと思う理由」をまとめてみた.

  1. 計算ミスが多い

  2. 問題を解くスピードが遅い

  3. 解き方で躓いている箇所があり,分からないまま放置している

  4. 解法を丸暗記している

  5. 正しい答え合わせができていない.公式や解き方の理解が甘い

  6. 数学にはセンスが必要だと思い込んでいる

  7. 数学を勉強して将来に何の意味がない.だからモチベーションが湧かない

特に 4番と5番 は数学ができない理由を自覚していない人が陥りやすい厄介な理由になるため全読者必読することを推奨する.

今回は1つずつ数学が苦手だと感じる理由に対して1問1答,その原因と対策について詳細に話をしようと思う.

1つ目:計算ミスが多い

ありがちなケース(原因該当者)

「計算ミスをよくしてしまいます.だけど私の場合はある特定の場所というわけではなく所々でミスをします.テストの度に傾向が変わるので…どうやって対策していいか分かりません.計算ミスを全然しない人が羨ましいです.私と何が違うのでしょうか?」→解答①に進む

「数列の漸化式や積分で面積を求める問題などの計算式が長くなりがちな計算問題でよくミスをします.覚えようとは意識していますが,何度やってもできません.」→解答②に進む

「授業や宿題で問題を解く際はちゃんと問題を最後まで解けるんです.だけど本番,テストになると頭がテンパっちゃって…自己採点したら計算ミスだらけでした」→解答③に進む

解答と対策

解答①:自分が頻繁に計算ミスをする箇所を特定できていない.自分が頻繁に計算ミスをする箇所のミスをする原因を理解していない.

解答①の対策:#01 頻繁に計算ミスをする箇所および原因を理解する

解答②:自分が頻繁に計算ミスをする箇所の特定が甘い.対策①以上に原因の特定を行い,自分が計算ミスをする特性を理解する必要がある.

対策②:#02 計算ミスの原因分析と解答予測

解答③:緊張した時やイレギュラー(パニック)に対応できるだけの数学における経験値が足りない.数学の解法が安定していないことによる,問題構造の層のパッケージ化(ルーティン化)を行っていないおよび対策不十分である.

対策③
<後々,対策③のリンクを張ります.お楽しみに!>


2つ目:問題を解くスピードが遅い

ありがちなケース(原因該当者)

「計算スピードがとにかく遅いです.数学が得意な人って何で2桁×2桁の数の掛け算を筆算も使わずに一瞬で計算できるのでしょうか?私には到底できるはずがありません」→解答①,解答②に進む

「時間内に全問完答できません.特に最後の問題は問題文を読むことなく手付かずで終わってしまいます.序盤の問題で考える時間を使っちゃって…気づいたら残り時間10分というのがしばしばです.」→解答③に進む

「授業の時間や宿題を家で勉強する時はテンポよく,問題を解くことができます.しかしテストになると急に解法が思いつかなくなっちゃいます.どうしてなのでしょうか?」→解答④に進む

解答と対策

解答①:計算のトレーニング経験不足.単純にその計算を行うための経験値が足りていない.その計算が安定していない.

対策①
<後々,対策①のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答②:計算方法がある程度習熟しているのに遅い場合は,問題構造の層の捉え方を見直す必要がある.問題構造の層のパッケージ化(省略化)を行い,計算の省略を考えてみる.

対策②
<後々,対策②のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答③:問題を解く際に,解法を自分の引き出しから持ってくるスピードが遅い.自分の脳内メモリに蓄えられている解法を高速にメモリから引き出し,それを解答に反映させるトレーニングをする必要がある.

対策③
<後々,対策③のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答④:問題文の条件や問題の意味を理解し,解法を自分の引き出しから持ってくるプロセスに対して対策不十分である.対策③を踏まえたうえで問題構造の層のパッケージ化(ルーティン化)を行う必要がある.

対策④
<後々,対策③のリンクを張ります.お楽しみに!>


3つ目:解き方で躓いている箇所があり,分からないまま放置している

ありがちなケース(原因該当者)

「分からないところが分かりません.解説を読んでも解説の文章の意味が分かりませんから,何をどうしたらいいか分かりません」→解答①に進む

「問題を間違えた原因は分かりました.しかし解説を見ると,その解説の意味が分かりません.何の話をしているの?というレベルで分かりません」→解答②に進む

「そもそも私は数学の基礎の部分で躓いているので,基礎の部分から分かりません.解答解説の内容は理解できますが,基礎が分かる前提で話が進むのでついていけません」→解答③に進む

「解答解説が計算方法を省略しているため,途中式が一番知りたいのに…それが書かれてないんですよ!ああムカつく!」→解答④に進む

解答と対策

解答①:思いつかなった問題構造の層を特定できていない.なぜその問題構造の層が思いつかなかったのかが特定できていない.解説の文章の意味を理解する必要なんてない.

対策①
<後々,対策①のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答②:解説の文章の意味を理解しようとする邪念はとっとと捨てて,思いつかなかった問題構造の層を暗記することに徹底する.

対策②
<後々,対策②のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答③:基礎で躓いていることが分かっているなら,躓いている基礎の部分も含めて勉強を始める.初めから基礎を勉強するのは非効率なので問題を解きながら基礎を勉強する.

対策③
<後々,対策③のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答④:問題集を変える.

対策④
<取り扱い説明書⑤,おすすめの問題集の選び方を参照>


4つ目:解法を丸暗記している.

ありがちなケース(原因該当者)

「授業でやった同じ例題でも,問題文の数値を変えられると問題が解けなくなります.なぜでしょうか?」→解答①に進む

「定期テストの問題はできるのに,模試の問題は全く歯が立ちません.模試の問題は難しすぎるのですよ!そう考えたら定期テストってやる意味ありますか?入試で問題が解けないなら,定期テストする意味あるのでしょうか?」→解答②に進む

「取扱説明書を最初から読んでその通りに勉強しているのにも関わらず全く成績が伸びないよ!思いつかなかった問題構造の層の暗記をしろっていったのあなたじゃないですか!デタラメな情報ばかり発信して,4ねばいいのに」→解答③に進む

「解答解説を読むと私って記憶力めちゃめちゃいいので答え全部覚えちゃうんですよねw(私ハイスペックなのでw).だから答えを知っている問題なのにも関わらず,何度も解く意味とかあるんっすか?これ非効率っしょww」→解答④に進む

解答と対策

解答①:丸暗記しすぎ,暗記は得意なのは十分理解できるが,応用性および汎用性がなく使いこなせていない.

対策①
<後々,対策①のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答②:問題構造の層の把握をもっと細分化する必要がある.問題構造の層を大きく捉えすぎており,思いつかなかった問題構造の層を正確に特定できていない.

対策②
<後々,対策②のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答③:思いつかなかった問題構造の層の暗記方法にある程度コツがある.さらに自分の脳内メモリに蓄えられている解法を高速にメモリから引き出し,それを解答に反映させるトレーニングをする必要がある.

対策③
<後々,対策③のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答④:答えを覚えてもらっても全然構わない.それよりも大切なことはどんなタイミングであってもその問題の回答を解答解説通りに再現できることの方がよっぽど重要である.

対策④
<後々,対策④のリンクを張ります.お楽しみに!>



5つ目:正しい答え合わせができていない.公式や解き方の理解が甘い

ありがちなケース(原因該当者)

「どうして思いつかなかった問題構造の層と未到達の問題構造の層を分けて考える必要があるのでしょうか?どちらも解くことができなかった箇所であることには変わりないのに…一緒にまとめて暗記した方が効率良くないですか?」→解答①に進む

「思いつかなかった問題構造の層を特定して,暗記することまでは分かってます.これって自分の身になっているのでしょうか?正直1回解説見てるのでそりゃ2回目で思いつかなかった部分が解けても当然ですよね?」→解答②に進む

「公式を暗記するのはできます.だけど実際に数学の問題を解くとなると数学の公式を思いつかないんです.数学って公式を覚えるだけでできるようなものではないのですか?」→解答③に進む

「問題から公式を使うタイミングはなんとなく理解できます.だけど数学の所謂発展問題が苦手で,解答解説を見る度にこんな解答思いつくわけがないと思うような奇想天外な発想力が求められていてらちが明かないです.」→解答④に進む

解答と対策

解答①:未到達の問題構造の層を区別して考えることによって,知識に隔たりを作ることなく数学の勉強を行うようにしている.反対に言うと思いつかなかった問題構造の層と未到達の問題構造の層を同時に暗記してしまうと,暗記項目数が多くなってしまい記憶の定着率の低下や効率が下がってしまう.

対策①
<後々,対策①のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答②:解法の暗記後に再度問題にチャレンジするプロセスは暗記した解法をきちんと覚えているかチェックする側面と,演習(問題を解く)機会を増やすことで解法を自分の知識として定着させる側面の2つの役割がある.そのため解答パターンが分かっていたとしても繰り返し説くことによって自然に記憶のメモリから必要な解放を引き出すためのトレーニングの意味もある.

対策②
<後々,対策②のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答③:公式は暗記するだけでは使いこなすことはできない.どのタイミングでどの条件で使用することができるかも含めて暗記しなければならない.だから演習で公式の使い方を学習する方がより実践で使いこなすことができる.

対策③
<後々,対策③のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答④:数学的経験値が求められる要素(公式ではないけど知っておいた方がよい数学の知識)の知識が足りない.これに関しては問題を間違える度に都度都度学習していった方がよい.しかしこのことで悩んでいるのはあなただけではなく,東大生でさえ数学を極めても最後この悩みだけは解消されないので安心してほしい!だから地道に地道に間違えたところを暗記していこう!

対策④
<後々,対策④のリンクを張ります.お楽しみに!>


6つ目:数学にはセンスが必要だと思い込んでいる

ありがちなケース(原因該当者)

「数学ができる人とできない人の違いは何ですか?結局センスの問題ですよね?」→解答①に進む

「どうして数学ができる人って初見で見た応用問題・発展問題を臨機応変に立ち回ってスラスラと解答作成できるのですか?私にはそんなことできないのに…私と何が違うのですか?」→解答②に進む

「数学にひらめきは必要ですか?私にはひらめきがないので…頻繁にひらめく人がうらやましいです」→解答③に進む

解答と対策

解答①:数学をどれくらい勉強したか.つまり努力量.センスの問題ではない.どれだけ問題に取り組んで,どれだけ問題から必要な解法を吸収できたか…つまり経験値の差.ただそれだけである.

対策①
<後々,対策①のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答②:あなたが初見で見た応用問題・発展問題は数学が得意な人にとっては何回もウザいくらい見た頻出問題・基本問題に見えているパターンが非常に多い.この差は問題をどのくらい取り組んでいるかの努力量で決まっている.

対策②
<後々,対策②のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答③:ひらめきは近年の研究で「脳内メモリの中にある膨大な記憶の中から高速で必要な記憶(経験)をピックアップし,集められた記憶を理論的な順番で並べることでひらめく」ことが分かっている.このことからひらめきには記憶が関係しており,記憶情報の量とひらめき回数には比例関係があるらしい…

対策③
<後々,対策③のリンクを張ります.お楽しみに!>


7つ目:数学を勉強して将来に何の意味がない.だからモチベーションが湧かない

ありがちなケース(原因該当者)

「足し算,引き算,掛け算,割り算は実生活のお金の計算で役に立つから数学が必要なのはわかります.だけどさあ…サイン,コサインとか微分積分とか,ベクトルとかやる必要あるの?実生活で絶対使わないでしょ?」→解答①に進む

「はいはい解答①見ましたよ!私別にIT系とか行きたいなんて1ミリも思ってないし,とにかく理系の仕事なんか1ミリも興味ないの!!だからぁ!そんな私にも数学必要ですかぁ?ほらいらないですよねぇ?数学なんて実生活に役立たないし,理系分野に仕事つかなければいらないんですよぉ!筆者のバァーカ!」→解答②に進む

「はいはい解答②も見ましたよ!別に私目標なんてないし!将来の夢もないですよ!毎日が楽しければそれでいいの!そして何よりも今が一番楽しいの!…はぁ~こいつ(筆者)まじウザいわ~彼ピにLINEしよ!(カフェにでも行こうかしら)」→解答③に進む

「解答③見ました…え…私の未来ってもしかして詰んでる??ヤダよぉ!ヤダよぉ!私の人生助けてよぉぉぉぉ!お願いだから筆者さん助けてください!」→解答④に進む

解答と解説

解答①:数学は確かに普段の実生活では使わない.しかしサインコサインがあるから携帯電話がどこでも通信できてインターネットが見れるし,微分積分があるからロケットを宇宙まで飛ばすことができて,ベクトルがあるから老若男女に愛されるマリオカートが安心して遊べるのだ.

解説①
<後々,解説①のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答②:数学は確かに技術者に就かなければ使うことはないだろう.しかし数学の問題を解くプロセスや筆者の提供した勉強方法は…実は「目標を達成するプロセス」および「夢を実現させる方法」に非常に似ているのだ.そのため数学を学ぶという事は夢を実現させることや目標を達成する方法についてのチュートリアルをやっているようなものなのである!!

解説②
<後々,解説②のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答③:ここで一つ厳しい現実を言わせてもらおう.あなたみたいな「将来に対して計画性が全くない」タイプというのは数学に限らず一般的に学力が低い傾向があり,さらにこの先の人生が不幸になることが多い.数学が出来ない人に限って「計画性が全くない」のであり,将来どのような不幸が待っているかデータを用いて解説しようと思う.

解説③
<後々,解説③のリンクを張ります.お楽しみに!>

解答④:おっとすまない.ちょっと厳しい話をしてしまった.今このタイミングで気付けたならまだ間に合う!ゼロから数学を始めるあなたに数学から「人生と計画性」について真面目に学んでみよう!さあ数学の勉強を始めよう!

解説④
<後々,解説④のリンクを張ります.お楽しみに!>

まとめ

今回はここまでである.あまりにも壮大な話とぎちぎちな内容で申し訳なかった.まだ解説部分が虫食いの状態になっているので後々,編集で埋めていくと思う.

次回は最終章.数学が嫌いだけどできるようになりたい人達に向けてまとめと最後のメッセージをお送りしたいと思う.

ご愛読ありがとうございました!

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