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「真夏のお遍路」紹介します 5日目

7月23日午前5時、鮒の里を出発。朝焼けと青空のコントラストがとてもきれいです。

18番恩山寺へ向かいます。四国お遍路は回る順番は気にしなくていいそうです。ちなみにお寺を反対に回るのを逆打ちともいいます。

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すだちにしては大きいですね。かぼすでしょうか?

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恩山寺には朝6時に到着。もちろん納経所は開いてません。御朱印はまた次回に。

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遍路道には道ならぬ恋にまつわる伝説が時々あり、こうした石碑をたまに見かけます。こちらは19番立江寺の手前にある「お京塚」です。

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たぬきがたくさん祀られた金長神社です。「平成狸合戦ぽんぽこ」のモデルになったそうです。神社なので八十八霊場ではありません。

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そのまま和歌山港へ向かうフェリー乗り場まで歩き続けます。午前11時までに27キロも歩いていました。

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最終日もまあまあ歩きましたね。

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最後に徳島の眉山をスケッチしました。
広島で暮らす母へ描きとして送りました。すると瀬戸内寂聴さんの小説にこの眉山ご登場すると教えてくれました。

さて私の金剛杖は、最後のお宿の鮒の里さんに保管してもらうことにしました。次回は20番から回ろうと思います。

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この5日間に歩いた距離は130キロでした。

19日 47.6キロ
20日 20.6キロ
21日 26キロ
22日 9.2キロ
23日 27キロ

歩き遍路の一番の目的はダイエットでしたが、残念ながら体重は1キロも減っていませんでした。不思議な現象です。

5日間歩いてわかったことをまとめます。

➀日焼けは最初真っ赤に。2日目からヒリヒリ。3日目はもっとヒリヒリ。6日目で皮がむける。8日目くらいが見た目が悪い。10日経つときれいになる。
②疲れすぎると排尿時に尿道が痛い。何かの病気なのだろうか?
③70キロくらい歩くとマメができる。インソールがあれば防げたかどうかは微妙。
④余計な荷物は持たないこと。リュックの重さで肩から胸が締め付けられ、時間が経過するうちに血流が悪くなるのか腕から指までがパンパンに膨れてしまう。着るものは毎日洗濯。代えは不要。
⑤へんろころがしの焼山寺へはペットボトルを5本はもつべし。ただ二度と登らないと誓った。
⑥スポーツドリンクは麻薬。飲んだ後はだるくなる。やはりお茶がいい。特に今回の旅でぼくのなかで生茶への評価が急上昇した。
⑦僕は登山が嫌いだと理解した。平坦な道のりなら楽しく歩けるが、山道はこりごり。人生でも平坦がいい。特に歩くことで地域がよくわかった。
⑧結婚後、出張以外で初めて1人旅をしたが、1人も悪くないと思った。
⑨朝5時から9時までは夏でも歩きやすいが、9時過ぎると暑くてだるくなる。散歩や農作業は9時までに終えるのがいい。
⑩ソーメンにすだちはとても相性がいい。乾麺のうどんに氷とすだちもなかなかだった
⑪世俗を離れて5日間ニュースを見ない生活を送ったが、平気だった。代わりに自然や風景、ひとの動きに意識を向ける時間が増えて自分の目で物事をみる生活ができた。
⑫ゲストハウスや民宿がとても居心地よかった。家族がいたら泊まらなかったこうした宿は、高級旅館なんかよりホスピタリティーが何倍もあると感じた。そして思い出になった。旅に求める物が変わったかもしれない。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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