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ヒルクライムが速くなるハンドルの握り方

どうも!877Bicycleです🍌

突然ですが、ヒルクライム時にハンドルの握り方って意識したことありますか?

前提として「ブレーキレバーを素早く握れる形」であることが大事です。安全第一!

グランツールを全制覇したJumbo Vismaの選手を見ながら解説していきます。 ※今回はブラケット位置での話になります。

⇩のワウト・ファンアールトのように『親指を内側、それ以外を外側』に持つのが一般的です。皆さんもこの形でしょうか?

この握り方は上半身がリラックスでき、集団内の負荷が高くないシーンではほぼこの姿勢になります。加えて集団内では、ブレーキを握る必要に迫られることが多いのもこのポジションを取る理由です。


🔽速くなるヒルクライムの握り方

ジロ2023覇者プリモシュ・ログリッチとブエルタ2023覇者セップ・クスを見てみましょう。両選手ともにヒルクライムで超絶的な強さを誇ります。

共通しているのが・・・
『親指の位置』です。


ブラケットの頭を抑えるようにして握っています。
なぜでしょう??

メリット①広背筋から腹直筋に力が入りやすくなる
自転車を前に進ませる為には、ペダルを回す。しかし、自転車と体が触れている部分のペダル・サドル・ハンドルがブレていると、パワーが逃げてしまいます。この場合、脚の筋肉ばかりを使用して直ぐに売り切れてしまいます。したがって、ペダルに伝える力を体幹がしっかり受け止める必要があります。広背筋を使えるようになることで、腹直筋とも連動し、下半身のパワーを逃がさずにしっかりペダルに乗せることができます。

では、なぜ親指をブラケットの上に乗せるのかを説明します。
リラックスした状態から広背筋に力を入れようとするとき、脇を締めると思います。その時に手を水平の状態から力を入れるのと、垂直(親指を上)にした状態では、力の入れやすさが全く違います。手の向きだけで使える筋肉が違うんです。

広背筋の他に前鋸筋についての記事もありますので、是非ご覧ください↓



メリット②加速がしやすくなる
ハンドルを引いたり押したりすることで加速することは、このnoteを見ていただいてる方なら既にご存知でしょう。
ブラケットの頭を支点として、押したり引いたりがしやすくなります。上半身の筋肉を利用できれば、同じ出力でも感じる辛さが変わるはずです。




全てのシーンで重要なのが、使っている筋肉を意識することです。ただ親指をブラケットの頭に乗せただけでは速くなりません。自転車に乗っている時に意識するのはもちろんですが、筋トレするときも同様です。現在使っていない筋肉をヒルクライムに活用できれば、まだ伸びしろがあります!

上半身の筋肉も総動員して楽に速く走りましょう!!


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