傘の柄を治す実験
実験、というほどではないです。お気に入りだった(過去形なのは、なくしたと思ったら出てきた)傘の柄の樹脂がとけてべっとりと手にくっつきます。こんな時こそ3Dプリンタの出番です!ということで、サクッとデザインしてプリントします。で、こんなのできたよ!と相棒に自慢したら、色がね、と言われました。残念。ということで、反省を込めて記録に残します。
目的と試験方法
使用したフィラメントはこちらです。
デザインのポイント
熱や大きな力がかかるわけではないので、本体はPLAで作ります。ひっかけたりする部分はTPUフィラメントを使用します。
自分のだとわかるように、上面に模様と名前を入れます。
スライス
上部の花マークと文字は別の色にしています。ねじまでの掘り込み部分にサポートが付きますが、それほどの時間ではないので無視することにします。プリント時間が2.5時間と長いのは、レイヤ高さを0.1mmにしているためです。
持ち手部分は小さいのでサクッとプリントできます。
実は途中でトラブルがありました。サポートをつけずにプリントするために、ねじ部分の下に0.2mmの平面を追加したのです。
モデルを読み込んでスライスしたのがこちら。ねじ部分が存在します。
読み込んだ時に気になっていたのは、モデル名の左側に△のエラーマークがついています。
△マークをクリックすると、モデルのエラーが修復されます。
修復された後でスライスをすると、なぜかねじ部分の穴が埋まっています。
ということで、モデルをスライスした際には、意図したとおりの結果になっているかどうかの確認が必須です。
プリント結果
プリントして傘に取り付けたのがこちら。
フィラメントが湿気ていたのか、ひげが出ているのはご愛敬。
どう?と相棒に聞いたところ、カラーリングが安っぽい。金色はないね、やるなら白だね、白い取っ手も変!やっぱ黒じゃない?とのこと。
以前の名刺も、夜にもらう感じ(夜の蝶)、と同僚にも陶芸仲間にもいまいちな反応だったので、自分にはセンスがないことはわかっているのですが。
本体のプリントまではモチベーションが維持されず(Goldは好きじゃないけど、Silverっぽい光沢の銀色のフィラメントが見つからず、好きな色にはこだわりたい)、リングの部分だけ作り直しました。
うーん、こちらの方が良いという理由がよくわかりません。これでは、リングの部分を別パーツとする理由がわかりません。(材質が異なるので別にするのは必然なのですが)
ということで、一応出来上がったので情報を残しておきます!
こちらにもモデルをアップしました。