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傘の柄を治す実験
実験、というほどではないです。お気に入りだった(過去形なのは、なくしたと思ったら出てきた)傘の柄の樹脂がとけてべっとりと手にくっつきます。こんな時こそ3Dプリンタの出番です!ということで、サクッとデザインしてプリントします。で、こんなのできたよ!と相棒に自慢したら、色がね、と言われました。残念。ということで、反省を込めて記録に残します。
目的と試験方法
目的:傘の柄を作ってみる
実験環境: 3Dプリンタ Prusa Mini+
ノズル:0.4mm
ノズル交換時期:2022年7月7日(0.4mm)
フィラメント: Overture PLAマットブラック、
Longsell シルクPLAゴールド
RepRapper TPU白、
SainSmart TPU黒
使用したフィラメントはこちらです。
デザインのポイント
熱や大きな力がかかるわけではないので、本体はPLAで作ります。ひっかけたりする部分はTPUフィラメントを使用します。
自分のだとわかるように、上面に模様と名前を入れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1662326748155-NswjAXIVGY.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1662326950828-rtW8clBY8M.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1662326990535-rjHiAgYhGm.png)
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![](https://assets.st-note.com/img/1662327118915-qcweNNTFZx.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1662327357304-Zjgj5rdi8L.png?width=1200)
スライス
上部の花マークと文字は別の色にしています。ねじまでの掘り込み部分にサポートが付きますが、それほどの時間ではないので無視することにします。プリント時間が2.5時間と長いのは、レイヤ高さを0.1mmにしているためです。
![](https://assets.st-note.com/img/1662327562396-I1Ufvhg0fs.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1662327651775-ijX3pJSTRs.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1662327723321-Rp6fiTjCab.png?width=1200)
持ち手部分は小さいのでサクッとプリントできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1662327399122-yCX0qQEsn0.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1662327420632-mbCKnNzeZn.png)
実は途中でトラブルがありました。サポートをつけずにプリントするために、ねじ部分の下に0.2mmの平面を追加したのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1662350550885-pYpEo8SHVT.png)
モデルを読み込んでスライスしたのがこちら。ねじ部分が存在します。
![](https://assets.st-note.com/img/1662327927796-JbTy3VFgU4.png)
読み込んだ時に気になっていたのは、モデル名の左側に△のエラーマークがついています。
![](https://assets.st-note.com/img/1662350716237-YlSJRq05oD.png?width=1200)
△マークをクリックすると、モデルのエラーが修復されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1662328195792-fDapoRWTgM.png?width=1200)
修復された後でスライスをすると、なぜかねじ部分の穴が埋まっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1662328244063-MBmiBLkgi8.png?width=1200)
ということで、モデルをスライスした際には、意図したとおりの結果になっているかどうかの確認が必須です。
プリント結果
プリントして傘に取り付けたのがこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1662352068174-YJNXCtmbYv.png?width=1200)
フィラメントが湿気ていたのか、ひげが出ているのはご愛敬。
どう?と相棒に聞いたところ、カラーリングが安っぽい。金色はないね、やるなら白だね、白い取っ手も変!やっぱ黒じゃない?とのこと。
以前の名刺も、夜にもらう感じ(夜の蝶)、と同僚にも陶芸仲間にもいまいちな反応だったので、自分にはセンスがないことはわかっているのですが。
本体のプリントまではモチベーションが維持されず(Goldは好きじゃないけど、Silverっぽい光沢の銀色のフィラメントが見つからず、好きな色にはこだわりたい)、リングの部分だけ作り直しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1662359751602-0pnKSwXMDC.png?width=1200)
うーん、こちらの方が良いという理由がよくわかりません。これでは、リングの部分を別パーツとする理由がわかりません。(材質が異なるので別にするのは必然なのですが)
ということで、一応出来上がったので情報を残しておきます!
こちらにもモデルをアップしました。