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汗のかきすぎに梅干し

先週から夏の土用に入り、今年も和田農園さんのおいしい梅を干しました。

おいしそう☺︎

今年は、和田農園の佳代さんの梅干しづくりのレシピを参考に、去年よりも塩の量を少し減らし、その分おいしいお塩を使ってつくりました。あがってきた梅酢をちょこっと口にすると、おもわず「うま~っ」と声が出ました。梅干しのできあがりが楽しみです。

さて、梅干しは今の季節にぜひ食べていただきたい食材の一つです。梅の酸味は、収れん作用といって、汗のかきすぎを抑えてくれます

汗は体温調節のために大切です。夏の暑い時期、私たちの体は、体にこもった熱を、汗として水分と一緒に蒸発させて、体の余分な熱を下げます。この酷暑の毎日、熱中症にならないように適度にクーラーを使って、みなさん過ごされていると思います。しかし、ずっとクーラーの効いた部屋の中にいて、まったく汗をかけないでいると体の中に熱がこもり、体温調節がうまくできなくなる可能性があります。

また夏は、陰陽だと陽の季節です。陽の季節は、できたら無理のない程度に活動的に動いて、気血を巡らせたり発散させるとよい季節です。
夏の間、まったく汗をかかないでいると、秋になったとき様々な不調をまねくことがあります。夏に汗をかかず体に余分な水分が滞ったままでいると、秋になった頃に、めまいや、むくみ、冷えといった不調のサインがでることがあります。今の季節に適度に汗をかくことは、次の季節の秋に元気に過ごすためにもとっても大切です。

そして、ここでちょっと注意していただきたいことがあります。

体温調節のために適度に汗をかくことは大切ですが、汗のかきすぎは体の「気(エネルギー)」消耗してしまうことがあります。汗をかくことで体温を下げる作用とともに、体の中の気も一緒に流れ出ています

汗と一緒に気(エネルギー)も流れでていく

なので、

□汗をかくとだらだらととまらない
□ちょっと動いただけですぐに汗をかく

という方は、汗と一緒に大事な気(エネルギー)を消耗してしまっている可能性があります。薬膳・中医学的には、汗のかきすぎ=気の消耗が、夏バテの原因になることがあります。

そこで冒頭にお伝えした梅干しです。

梅の酸味は、毛穴をきゅっとしめる収れん作用があります。汗のかき過ぎが気になる方は、ちょっと意識して普段から梅干しを食べることがおすすめです。(くれぐれも過度に食べ過ぎないように。何事もバランスが大切です…w)

私も少し動くと汗がだらだらと止まらなくて大変なので、今朝から梅干しを食べ始めました。梅の収れん作用が効いて汗のかきすぎが改善されますように。

汗のかきすぎが気になる方、汗が止まらない方、参考にしていただけたら嬉しいです☺︎