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直すとこは1つだけ

いけばなを始めて半世紀近く経つ

最初はもちろん習うだけだけで
もちろんいけたあと直しが入る

技術的なことや知識に関しては
やってはいけない、があって
それを指摘されることはあるけれど
基本的に
「それはだめ」という指導をされたことがない

「あなたはそれがいいと思ったのね
 けど、こうしたらもっとよく見えない?」

「ここだけこうしたら植物のよさが
 もっと生かされると思わない?」

これをひたすらに
だただたひたすらに毎週毎週やってもらった

「あなたは全部悪いわけじゃない」
ということだ


弟子作品①

指導するようになって
手直しは最低限と決めている

「直し過ぎるとわたしの作品になっちゃうでしょ」

「ここで手出しするとわたしの作品になるでしょ」

と手を貸さない

どれだけ時間が掛かっても待つ



それでも特に初心者は
「ギブアップですぅ~ムリですぅ~」
となることがある

そういった場合は
「これはわたしがこうだったらいいなと思う構成ね」
と手本をいけて見せる


弟子作品②

物事のとらえ方が若い年配関係なく
短絡的になってきてるな

と、感じることが多くなってきた

ひとつ注意すると
自分のすべてを否定されたように捉えて
一大事になったりね


いけばなって1ヵ所くらい
多くても2,3ヵ所しか直されない

全体的に否定されることってない

毎週毎週ひたすらにそれを繰り返す

それを毎週毎週目視するわけだ

自分は全否定されてるんじゃないんだな

しっかり身につけることができる


日本文化って
身につくには時間が掛かるけど
身につけば生きていくにつながる


そういうことなのだ



🐇いけばな教室 西宮市🐰
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-8214-8739
8739sshuho(@)gmail.com

HP




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