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枯れてから本領発揮する

秋の七草にフジバカマという植物がある

万葉の時代から親しまれてきた
日本人にはなじみ深い植物、のはずだ


花屋も年中すべての花が出そろってるわけじゃなく
やっぱり季節のものはその季節しか登場しないものも多い

今年は残暑が尋常じゃなく長くて
いかがなものかと思ってたけど
無事(?)花屋の店頭に登場し始めた

さっそく購入しテレビの前に飾る


このフジバカマという植物は
柔らかい優しい甘い香りがする

帰宅して玄関ドアを開けると
狭い独り暮らしのアパートゆえに
部屋に飾ってあるにも関わらず
ふんわ~り優しい香りがして嬉しい


ところでこのフジバカマ
稽古で使ったときは
「痛んでも捨てないでくださいね」と
注意してる

この花は
枯れてから香りが増す


あるお弟子さんに
「枯れたので捨てようと思ったけど
 先生の言葉を思い出してそのままにしてたら
 香りが増してすごく癒されました
 ホンマや~って驚きました」
って言われたことがあるけど

ホンマや~であるぞよ


今年もいい塩梅に枯れてくれた

香り増しましだ

なのでトイレに連れて行った

しばらくおトイレタイムが楽しいのだ


◇◇◇
フジバカマの花言葉は
ためらい、優しい思い出、あの日を思い出す
だそうだよ



いけばな教室 西宮市
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-8214-8739
8739sshuho(@)gmail.com

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