そこはセンスじゃないのよ個性なの

いけばなは空間芸術、立体造形だ

空間とはなんじゃらほいな？
立体とはなんじゃらほいな？

幅、高さ、奥行きの３点があれば立体だ

なので一番最初に習うのは立体空間をつくること

ポイントとなる３点をつくればよいのだ

これは決まりがある

決まりがあるのでそのとおりにいければよい

これが骨格になる

ここに肉付けをしていけばいい

肉付けは自分の目で見て
「こう埋めればカッチョええな」
「ここにこの向きでいけると気持ちいいな」
でいい

カンタンである

と、説明したところ

あるお弟子さんが
「えー緊張するぅセンスが問われますね」
と言い出した

勘違いしてはいけないのだよチミ

センスなんて必要ない

正解なんてない

カッチョええ
気持ちい、は

人それぞれ
千差万別、十人十色だ

それを【個性】と呼ぶ

だからいけばなって基本のときから
個性がバリバリにでるのだよチミ

先生は
「だけどなんだか変」となったところを
理屈でなぜ変なのかをお伝えして直す
それだけだ

ワタスはこのようにいけた

さらにだ

先ほどのはキリリと立ち上がる形だったけど
今度は大きく傾く形にしてみようではないか

おおらかな感じになったね

見本はいける台の色が濃かったので
白い水盤でお見せしたけど
飾るときは水盤の色を変えた

これも
好すき好ずき

正解はない

いけばな稽古は個性を大切にする
伸ばす、それをやってるのだ

お分かりか？チミ

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