杜若 燕子花 カキツバタ
「次回はかきつだよ」
と4月稽古あとにいわれました
いけばな界では
カキツバタ、といわずに『かきつ』と
略して呼ぶことが多いです
漢字表記が
杜若、燕子花と2種類あります
字が違うということは
違いがあったんだと思うのですが
現在はどちらも同じものを指します
が、切り花は杜若と表記されることが
多いように思います
菖蒲も入手困難だけど
カキツバタはもっともっと入手困難です
これでまさかのお値段2000円
広げるとこれくらいです
葉の足元もシッカリばっつす
葉組みもガッツリできました
葉組み???と思われた方
自然のままだとかえって不自然なことが多いので
葉の長さ形を変えることを『葉組み』といいます
葉先は爪といって先がきゅっと曲がってます
この爪が向かい合うように整えるのも
『葉組み』であります
菖蒲はすくっとまっすぐに立てますが
カキツバタは柔らかい線が特徴なので
傾けていけますよ
足元に短く2枚の葉を入れます
これは
『水切り葉』といって
新芽が出てきたところを表現してます
ベビーちゃんなのでかわゆくいけますよ
これが超スタンダードないけかた
滅多なことでは見ることができないので
よくよく心して見るようにふんごっ💨
……なんつって
もう1本は首が曲がってたので
フリースタイルでいけてみました
咲きますように、と激しく念じたけど
やっぱす無理だったよう
カキツバタの切り花って
なかなか咲かないのよねおよよ
いけかたは動画でご覧くださいませませ
この日は他にも魅力的な花材がたくさんあり
その中にソケイがいたんだけど
ココロの中で
「欲しいな欲しいな」と念じてたら
ゴミ箱にこんな立派なのが入ってました
すかさず忍者のごとく拾い上げ
持ち帰ってきました
やったー!なのだ
その変身はまた後日
いけばな教室 西宮
へなうさ工房:甲子園球場そば
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