枝を折っても心は折るな
いけばなはただただ植物を器に
ぐさーと挿すんじゃない
自分の『手』で『枝を作る』という作業をする
このように枝を折って形を作ることを
『折り矯め』という
これだけ折っても一週間後にはこんなに満開
植物は粘り強い
植物の性質を知ってそれにあったことをすれば
ちゃんと応えて咲いてくれる
一足先にへなうさ工房に春がきたyo
このとき同じ花材で折り矯めを練習した
お弟子さんも次のお稽古のとき
「ビックリしました
あれだけ折ったのにうちのも満開です」
と感激してた
自分の手で折って形を作ったものが咲く
これほど感動感激することはない
愛着がさらに増して愛おしく楽しむことができる
蝋梅です
これだけしっかり花がついてるのって
何年ぶりだろう？というくらいお久しぶり
長くもないのに1本700円ちょっとで震えたけど
次いつお会いできるかわならないし
ここで購入しないと
生産農家も花屋も絶滅すると購入した
持ち帰るとき
手元から柔らかい香りが立ち上り
それだけで幸せいっぱいになる
今回もちょうどお稽古だったので
お弟子さんに
「1回しかやらない、じゃないの
1回しかできないからしっかり見ててね」
とデモンストレーションしてみせた
こんな感じね
花器にそのまま挿すとこー
折り矯め1回目
もうちょっと折ってみる
お弟子さん達みなさんは
最初この折り矯めを怖がる
だから
「枝は折っても心は折らなくて大丈夫」
と教える
みなさん笑って
「ほんとですね～」と実感してくれる
折りすぎたところは水に入れてしまえば
そこからも水を吸うから
却って吸うところが増えて
水あげがよくなるから大丈夫なのだよ、
と教えてる
何度も何度も折って折って折りまくり
加減を体に覚えさせる
繰り返すことでしか覚えられないことは
一旦体に入れてしまえばだれにも負けない武器になる
玄関に飾った
蝋梅は香りが高いから
優しい豊かな香りで満ちてる
背後の絵画も正月バージョンから初春へ
これだけでも雰囲気かわるでしょ
これで
「お稽古お疲れさまでした」
と送り出すのだ
🐇いけばな教室 西宮市🐰
へなうさ工房：甲子園球場そば
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