自由とは「不自由に納得していること」なのかもしれない
今日は10年前にハワイで出会った友人と電話できて楽しかった。たぶん年2回くらいで電話してる。ボーナスと一緒。彼は今メキシコに住んでる。明日タコスにしよ。
「自由」について話してて、私にとっての自由ってなんだろう?って考えたので、その整理。
以前「自由人って意外としっかり色々考えてるよね」っていう話を聞いたとき、咄嗟に「そりゃそう」って思ったんです。何で「そりゃそう」なのか分かんなかったけど、こういう、自分の咄嗟の反応に対して自分で「なんで?」ってなるとき面白い。一般的に「自由」ってなんか幸せになれそうな魅力的な言葉だし、なんかそれを手に入れたらストレスフリーで幸せになれそう(とにかく幸せになれそう)みたいな使われ方が多い。でも、私にとってはそういう「何にも縛られない楽園」みたいなイメージじゃないんだな、って気付いた。
私はすごく考えて生きてるわけじゃないけど、少し前に流行った宮崎駿の「君たちはどう生きるか」っていう映画は、観てないけどタイトルで咄嗟に「うるさっ」って思いました。観てないのにすみません。この咄嗟も面白かった。私は、自分の人生に降りかかるいろんなことや、直接目や耳にするいろんなことを通して日々それを問われながら生きているような感覚だったので、わざわざ「どう生きる?」って聞かれること自体がちょっと鬱陶しかったというか、取ってつけたように問われて考えさせられるのが不自然な感覚だったのかも。考えるぞ!って思って考えに行く感じじゃないんだと思う。意味わかんなくてすみません。「生き方」って大袈裟に聞こえるけど、私にとっては日々の選択。誰と付き合うか、どんな時間を過ごすか、どんな言葉を使うか、etc。
話逸れたけど、私の自由は、人間関係をリセットしたり会社員を辞めたりしたら手に入るものでもないし、日本から出たらご丁寧に用意されているものでもない。「自由」っていう言葉の解釈も多様だし、自由の種類も色々ある。辞書によると、自由とは「自分の意思や選択によって行動できる状態、その行動の幅が制限されていない状態」。
自分を縛っているものを手放したら自由を感じるだろうけど、そもそもその「自分を縛るもの」を選び取っているのも自分やしな、って思う。それを無意識に選ぶ自分である限り、どれだけリセットしても、どの国に行っても縛られる。じゃあ自分はなぜ自分を縛るようなものを選ぶのか、それを選ぶことで何を得たいと思っているのか、みたいな話になってくる。「自分を縛るもの」は物理的なものだけじゃなくて、考え方とかもそうだと思う。
自由と引き換えに失うものがあり、それを失いたくなかったらその自由はゲットできない。いろんなことを天秤にかけてそれを選ぶ。私はそれが一般的に良いか悪いかではなく自分が納得しているかを大事にしている(それがたぶん自由人とか呼ばれる理由)。ある面では不自由になる選択をしたとしても、それと引き換えに得ているものが自分の欲しいものだ!って納得していたら、「不自由だ」って嘆き続けることってあんまりないと思うんです。嘆きたくなる時もあるけど、結局「自分が選んでる」っていう事実でまた前を向ける。価値観が違う人に何か言われても、びくともしない。
今自由か?と聞かれると「しらん」って感じがする。自由だとも言えるし不自由だとも言える。でもその状態に納得してる。
「海外は自由」とよく聞く。確かに、私が住んだNZとAUSは日本より自由だと感じる。でも海外に出たら出たでまた違う不自由が色々生まれる。一番分かりやすいのは言語。あ、書きたいエピソードある!
AUSに来たばかりの時、子供たちの対応がうまくいかないことを何かと言語のせいにしてた。ママに「私の英語力不足だわー。」って弱音吐いたら「それは関係ない」って言われた。ネイティブに何がわかる、って思った。日本語だったらもっと色々言えるのに、悔しい。でも相手、英語話者。ここ、オーストラリア。(シンプル)
私は言語を理由に不自由でいることで、避けたいことが色々あったんだと思う。ママごめんよ。対峙させてくれてありがとう。こんなに不自由を感じると思ってなかったんです笑。不自由だって嘆いていれば勇気を出さずに済む。英語が変に伝わって子供との関係が悪化するのも嫌だったし(実際ニュアンスの認識でゴチャること何度かあったし笑)、そもそも日本語ですら他人を厳しく叱ることがなかったので。でも、10歳の子が私の英語の自信のなさを利用して嘘つくようになったり、態度が本当に失礼でムカついたのでさすがに一度厳しく言った。あの、4月に子供たちと私だけでクルーズ旅行に行った時。
で、口から流れるように英語出てきてびっくりした。開通したやん(何が)15歳のお姉ちゃんに「それくらいにしとき」って止められたけど喋り続けた。自由感じた。大人として叱ったっていうか、普通に人間として怒ったかもしれない、、笑 関係や、彼女の態度もプラスに転がったのでよかった。今はそんなに感情波立たないので冷静に叱れていると思う。頻度も少なくなった。早く英語伸ばしたい方は「バカにされる環境で暮らす」オススメ!
言語の不自由というよりは、自由を得るための道具ですね!その考え方の方が好き。
ではまたー!