傘はささない。そこが私の居場所だったりするから
子供の頃から忘れ物は少ない方でした。
どちらかと言うと、バックに生活全部入れ込む
そうじゃなきゃ安心出来ないみたいな性格で
あぁ、手帳も大きい方が見やすいし
大切なものは糊付けして貼っておけば無くさない。
ボールペンも2本あれば誰かに貸すことも出来るし
ボタンが取れたら困るから裁縫道具も入れて
生理はまだまだ来ないけど
いつ来ても良いようにポーチに入れて
鍵も無くさないように小さなケースに入れて
パニックの薬
メニエールの薬
喉にシュッとするやつ
目薬に絆創膏
それらもポーチに入れて
化粧は大してしないけれど
とりあえずポーチは持っておこう。
携帯歯磨きセットも入れといて
後はコーヒーを入れた水筒と
気持ち悪くなった時用のミントのタブレットと
予備のマスクに
除菌シートに
ハンカチタオル。
あ、練り梅もあったら最強。
そんなこんなを、バックに入れて
私は毎日仕事に行きます。
海外に行くときは
パスポートと少しの現金と
カードをポケットにねじ込んでいくだけ。
後は現地調達すりゃあ良いさと思うのです。
凄いギャップ。
自分でも驚くほどなのですが、
海外に行くときは
本当に手ぶらに近い状態です。
昔から海外は死に場所探し的な感覚なので
そうなのかも知れません。
そんな用意周到な私が持たないもの、
それは傘です。
折りたたみ傘とかじゃなくて
普通の傘。
書くとバカですが
例えば朝から雨が降っていても
傘は持っていきません。
バカですね。
もちろん濡れます。
けど、ちょっと小走りすれば良いのです。
企業とかに訪問する時や
スーツの時は
嫌々ですが傘を持っていきます。
流石に濡れたまま名刺交換は出来ないかなと
思っています。
けれど基本的には傘はささない
さしたくないのです。
それと比例するかのように
私の洋服はフードが付いた物が多いです。
パーカーにしても
コートにしても
フードが付いていて
多少の雨なら
てか豪雨出ない限り
フード被れば大丈夫、みたいな性格なのです。
誰かのためにボールペンは2本も手帳に挟んで
持ち歩いているくせに。
生まれ付き扁桃腺が弱く
それでなくても直ぐ熱を出すと言うのに
バカです。
それには理由があります。
私は雨が好きです。
雨が降る時に、真正面から自分に落ちてくる
雨粒を見るのが好きです。
自分の服に雨粒が落ちて
色が濃くなって滲んでいくのを見るのが好きです。
葉っぱの上に雨が乗っているのを見るのも好きです。
アスファルトがつるんと光って見えるのも好きです。
雨降り熊の子やって来て〜って歌も好きです。
幼い頃、
夜に祖母が隣で寝てくれていて
『雨音は眠くなる音だねぇ』と髪を撫でてくれました。
24歳の時
愛するオランダ姓の彼が
自分の服で私の体を覆い、濡れないようにと
抱きしめてくれました。
子ども達が小さい時に
わざわざ水溜まりにバシャンと足を突っ込むのが
可愛らしくて堪りませんでした。
どれだけ泣いても、もうこの世には居ないのだと
私の涙を流してくれる雨が優しかったのです。
私は雨が好きでした。
雨に唄えばの様に
わざわざ濡れには行きませんが
傘をさすより
濡れて歩いている方が好きです。
それは決して寂しいのではありません。
それは決して惨めでもありません。
雨の日の
あの日の記憶を
アルバムを捲るように
楽しんでいるのです。
書いていて、自分でも変だなぁと思うので
きっと変なんだろうなと思います( ´ ▽ ` )笑笑
もし、傘をさすなら、これが良いなぁって
そう思う。
気分が上がりそう✨
でも私はやっぱり
フードを被って
雨粒を感じている方が好きです。
#コーチング #レジリエンス#海外留学#バイリンガル#パニック障害#福祉の世界#拒食症#シングルマザー#子育て#世界ひとり旅#ヒッチハイク