薬に頼ってもいいじゃないかな

20年近く
パニック障害や拒食症やらと付き合ってきて
いろいろ試行錯誤して
諦めた、と言うか
これで良し✨と思える事は
薬に関してです。

妊娠中
授乳中の減薬、断薬を経て
やっぱり無理だーーーーーー(；ω；)を
経験し
今は薬を飲むと言う事に
抵抗が無くなりました。

オーガニックが良い
アロマが良い…
マッサージが良い、
いろいろ試して
結局のところ、数ミリグラムの
ケミカルな薬に頼ることにしました。

20年間
それはそれは
いろいろな人から
たくさんの本を読み
あれやこれや事を聞き
いろいろな事を試してきました。

様々な考えがあり
ケミカルなものを良しとしない方も居ます。

私も20年間の中で
出来れば薬を飲む必要が無ければ…と
思い続けてきました。

けど、この数ミリグラムが
本当にバカバカしいのですが
救いだったり、助けになるのです。
そこが何故か悔しい。

障害者福祉施設で、
入所部門にいた時、ショートステイを利用される方がいました。

身体的にも知的にも障害があり
ショートステイは
ご本人の自立への一歩であり
ご家族の息抜きでもありました。

その方は慣れない環境には
極度の緊張が見られるので
ご家族から、ご本人が頭痛や吐き気などの
訴えがあったらコレを、と
お預かりしているものがありました。

"フリスク"です。

あの、スースーするミント。

薬では無いんですよね。
けれど、ご本人が頭痛を訴えられたら
フリスクを3粒渡すと
落ち着かれて就寝されていました。

嘘。
真っ赤な嘘で
騙し、です。

けれど、ご本人は薬の飲み合わせもあり
ご家族が色々考えられた上の
フリスクなのです。

人の脳は騙せると聞きます。
笑いヨガが良い例ですよね。
嘘笑いでも、脳は"笑い"だと思い
セロトニンが出て楽しいと思える。

実は私も同じように
自分を騙せたら…と
ケミカルな薬ではなく
いろんなことを試しましたが
初めは良くても
結果ダメになるパターンを繰り返しました。
脳のどこかで
アンタ！違うよ
騙されてるよ！と冷静に
思っちゃうんでしょうね。

散々ジタバタしましたが
今はもう我慢せずに
不安な時は頓服で貰ってる薬を飲みます。
この数ミリな粒々に
私は翻弄され、悩み苦しむのか！と
自分にガッカリした事もありますが
誰かが調合して
せっかく世の中にあるのだから
電気やWi-Fiみたいに
使わない手はないなと
今は振り切って考えています。

と同時に
この数ミリな粒々以外で
不安やら動悸を治めることも
この20年で習得しました。

例えば"人名しりとり"とか
頭の中の事を英語で言うとか
自分の意識を
不安や動悸から離すと落ち着いてきたり
冷えピタを貼ったり。

睡眠もそうです。
眠れない時は
明日仕事なのに、とか
寝なくちゃ、とか
思うと余計眠れなくなるので
谷川俊太郎の"朝のリレー"の詩ではないけど
今、カナダは何時だなとか
オランダの従兄弟は仕事かなとか
考えたりします。
あとはぼんやり窓の外を見て
電気がついてる部屋を見つけては
受験生がいるのかなとか
深夜仲間を見ていたりします。
何日も続いて、マジ、ダメだわって時は
やっぱり薬に頼ります。

食事も同じで、無理なら無理だし
でも流石にフラフラでしょって時は
プロテインだったり、スムージーだったり
手軽に買えるし今は便利です。

自然で落ち着くなら、それが1番です。
けどきつい時は無理しない( ´ ▽ ` )！
頼って悪いとか無いっ！！
依存とか云々深く考えなくたって良いと思うんです。
自分が生きやすい方法だと思えば
それで笑える1日なら
私は全く薬もアリだと思っています。

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