すべてはメッセージ?
3連休の最終日は朝から雨。ゴルフに行く予定だったけど、もともと雨の予報が出ていた上に、土曜日ゴルフした後宅配便が翌日発送になるとのことで断念した。せっかくのゴルフができず残念!と思っていたけれど、この気温に雨だと風邪ひきそうなので結果的には良かった。人生何が幸いするかわからない。
もともと超がつくほどの楽天家だけど、特にここ数年は自分に起きたことは全て善きこと!と思って日々過ごしている。今回のことも元々ショートコースでやろうと話していたが、友人の1人がせっかくだからちゃんとしたコースでやりたいというので、探したら奇跡的に午後スルーでゴルフ場が予約できた。そして女子3人で最後のホールはほぼ暗くてボールが見えないにも関わらず、誰もボールを無くさずに18ホール周り切った達成感は心地良かった。終わったのが17時半だったので宅急便のトラックが出た後で、翌日の送り出しになるという。その日ライブに行く予定だったので持ち帰ることもできず、月曜日のゴルフを断念したという流れだった。
以前仕事での話。私が責任者として着任早々にお客様から「取引契約終了したい」という申し出があり色々と手を尽くしたにも関わらず、終了したといういう事件があった。長年のお客様だったので売り上げに対してのインパクトが大きく、やる気満々だった自分としては何とか取り戻せないか四苦八苦したが叶わず。その時に思ったのは、大きなものを失ったということは大きなものが入るスペースができたということだ、と思って取り組んでいたこと。そう思ったらあまり深刻に悩まずに済んだし、できることを全てやり切れて、契約がなくなったと後にどんな大きなものが入ってくるのかとワクワクできた。何でも出会いもあれば別れもある。
さらに、その後時代はコロナの影響を受けて会社全体、自分自身初めてのことばかりで2020年は何もできない自分と向き合い敗北感を味わった。その当時通っていたアーユルベーダの先生から、「今世の中は活動停止する時期なので、敗北感を感じちゃダメ。こんな時こそゆったり構えて無駄に自分を責めたり、足掻こうとしないこと」と言われて少し心が楽になった。
幸運は不幸の顔をしてやってくる、という言葉を聞いたことある。夜明け前が一番空が暗いように、自分に達成感や大きな喜びがもたらせられる前には、必ず一見不幸に見える闇があるもの。そう思ったら闇や不幸もあまり嫌なものではなくなるのが面白い。自分の長いキャリア人生、振り返れば達成したことが大きければ大きいほど、その道のりに大きな壁がいくつも次から次へと色んな形で降りかかってきた。その当時は嫌だなと思いながらも、より大きな夢へと向かって自分がやりたい、成し遂げたいという気持ちと、途中で投げ出したくない、自分がやらねばという責任感で超えてきた。でも心の状態が消極的だったこともあり、その分体調崩したり、人間関係が悪くなったりしたこともあった。
それらの数々を思い起こしてみると、自分の中にあるエゴ、見栄、怠惰さ、等などの自分の弱さから不安をもち、それが怒りに変わり、乗り越える段階で自分自身と周りを傷つけながら進んでいたと思う。人が持つ強みと弱みは常に背中合わせ。スター・ウォーズ風に言うと「ライトサイドとダークサイド」を誰しもが持っていて、何かが起きた時に自分のどの部分が引き出されるのかということなんだろう。ダース・ベイダー様も息子のルークによってライトサイドを引きだされ、安らかに息を引き取ったエンディングは今思い出しても涙腺が緩む。
ダークサイドに落ちないために、自分におきたことからどんなメッセージを受け取るか、それが大切だと思う。やり方として一つは「引き受け」。自分ごととして受け入れる、ということ。誰かのせいではなく自分ごととするのだけどあくまで客観的に見ることが重要。もう一つ「解釈力」。自分にどんな意味があるのか、何を教えてくれるのか。この二つを意識するようになると、繰り返すと「最強の自分」になり、どんなことがあっても前向きになれるようになる。
私が定期購読している「日本講演新聞」編集長の講演会で、30年間社説を書き続けてこられた理由3つのうちの1つとして、次元を上げるというポイントがあった。「感謝の次元を上げる」とご紹介されていた内容がとても印象的だった。1次元は「感謝がない。何があっても当たり前」、2次元は「形だけ感謝。社交辞令」、3次元は「何かあったら心からありがとう」、4次元は「何もないけどありがとう」、5次元は「何があってもありがとう、死ぬこと以外はかすり傷」
すべては自分へのメッセージ。次元を上げると人生間違いなく楽しくなる。
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