
092:10周年感謝祭
ありがたいことに、そして奇跡的に、84という店がオープンから10年を迎えました。
この10年を振り返ると、決して順風満帆といえる時期はなく(卑屈)、とにかく紆余曲折と波瀾万丈しかなく、それでもわいわい楽しくやってこれた訳なんですが、その辺りは「84日記」シリーズを読んでいただくとして(営業!)、今回は10周年当日の夜に開催したイベントのことを準備期間も含め書き残しておこうと思います。
(前置き長い)
「84 10周年感謝祭」と題したそのイベントが開催されることは、2024年9月29日まで一切何も決まっていませんでした。
何かやるということすら、、。
祝っていただこうということすら、、。
ましてや、豪華なゲストの皆さんに来ていただいてトークをするとか、芸能系やゲームクリエイター系の方々からビデオメッセージをいただいたりするとか、それを130人の常連さんに観ていただいたりするとか、、、。
10周年のその日まであと4ヶ月半、正確には140日前となった2024年9月30日の夜、物語は突然始まります。
「その時、歯車が動き始めた」
なんて言ってもかっこいいかもしれません。
それは、イツメン(イツの日からか「いつものメンバー」や「いつもの面子」のことをこう呼ぶようになっていてメン食らったものです。そして初めて使いました)との飲み会から始まります。
2024年9月30日(月)のこと。
かれこれ20年近いお付き合いの芸人、エレキコミックの今立(いまだち)くんと、20年強のお付き合いの『Nintendo DREAM』元編集長のサカイくんの3人で飲むことになりました。
「Nintendo DREAM WEB」で連載していた今立くんのコラム「エレキコミッ区・イマダチ党首のファミコン カセッ党」の打ち上げです。(この話を書き始めると1回分使ってしまうので今回は割愛させていただきます)
興味ありの方は↓こちらを〜
場所は渋谷の(全く人気のない)(いつ潰れてもおかしくないような)居酒屋です。

120席ある店内にこの3人だけ
この席で、
「来年2月で84も丸10年になるのよね〜」
なんてことを言ったら、サカイくんが
「何かイベントやらないんですか?」
と言ってきたので、ちょっと考えてみることに。
その場でカレンダーを見たら2月17日は月曜日と判明。
84の営業はない。
こりゃ、何かやれるんじゃないの?
しかも84じゃない場所でできるね。
思考が錯誤もしないうちに、
「トークイベントでもやる?」
ってことを言い出しました。(ボクが)
ボク以外の2人が「やりましょう!」ってことになり、今立くんはMCも快諾で、リニアくらいのスピード感で開催することが決まりました。
リニアはさらに走り続け、今どき(?)のコミュニケーションを取るべく、一旦3人のLINEグループが作られたのでした。
深夜、さっそく2人からピコンピコンとLINEメッセージが送られてきました。
どんどん送られてきました。
2人ともめちゃめちゃやる気満々やん!
そう思ってLINEを開いてみると、
ん?

2人がそれぞれオープン前のニンテンドーミュージアムを視察した時の写真でした。
2024年10月8日(火)14:06。
LOFT9に電話して、来年2月17日の夜が空いているかを確認しました。
(リニアのスピードで開催決定したのに、会場を押さえるまでに1週間かかったのは、念には念の石橋を叩いた試行錯誤があったからかと思いきや、実は忙しくて忘れていたんですね)
以前、演劇や音楽をやっている友人たちから、「ハコを押さえるのは遅くて1年前、いいハコは3年前に押さえるよ」と聞いていたので、4ヶ月半前なんて半人前以下だし、「ダメで元々」なんて言い聞かせながら電話で問い合わせました。
ちょっと待つ。
「空いてますよ」
やったー!
空いてた!
取れたー!
取れた!
取れた?
取れた…
取れてしまった…
本当にやるの?
どこか面白で考えていたところもあったんでしょう。
実際に取れて(しまって)、若干不安もよぎったようです。
しかし、予約できたことに意味があるのだ!
ということで、勢いで堀井さんにご出演依頼のLINEをお送りしたのでした。
(これでもう逃げも隠れもできない笑)
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?