086:いちびりオンリーワン
常日頃から「人と違う」ことがしたいわけではなく、何かをするとなった時に「人と一緒」がイヤな性格みたいです。
どうしても「人と違う」ことをしたくなるんです。
小学1年生か2年生の頃だったと記憶してるんですが、新年度が始まる日に運動靴(当時スニーカーとかそういう洒落た言葉はなかった)を新調して履いて行くことになりました。
同じ学年の全員が、地元の商店街にある同じお店の同じ靴を同じタイミングで購入するとか、もう完全に癒着の匂いしかしないんですが、そう決まったということで、母親が新品の真っ白の運動靴を買ってきてくれました。
同じ日に同学年の全員がこの同じ靴で集合するとかありえない…
10歳未満のくせに、そんなことを思う子どもでした。
そして、10歳未満のくせに、とんでもないことをします。
全員が同じ靴で集合する前日の夜、新品の靴を持って裏庭に出ます。
庭先に転がっていた石を手に取ると、おもむろに運動靴に当ててこすり始めます。
ガリガリガリガリ
やがて真っ白だった靴は薄汚れていき、あちこち縫い糸も切れて、新品感は消えていきました。
(おかん、ごめん)
翌日、全員がピカピカの運動靴で整列している中、ボクだけは履き込んだ(風の)運動靴で、ボクだけが大満足していた(ほっとしていた)のを思い出します。
ナンバーワンよりオンリーワン!(by SMAP ← この時代には存在していない
その頃から「人と一緒」が苦手な(嫌いな)人間でした。
その後50年経ってもその気質は変わっておらず、いまだに「人と違うこと」を探し、実行する人生を送っています。
「人と一緒」じゃないことが素敵で、面白くて、個性的で、楽しいんだと思うのです。
要は目立ちたがり屋の気質があった(今もある?)んでしょうね。
関西弁で言うところの「いちびり」です。
AIによると、
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