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【3-34】一番好きな季節は秋なのだが(~957日目)

祭りのあと

先週末のお祭りがまだ昨日のことのように感じるくらい、時の流れが速すぎて…と、ぼやきたくなるくらい毎日が俊足で過ぎ去っていく。

屋台綺麗だったなぁ

郷土芸能祭のメインはもちろん歌舞伎なわけだけど、出店している地元の人達の中に、シャイで寡黙だけど優しさのにじみ出ている大好きな養蜂家の先輩の姿を発見。
普段なら知っている人がいることに気が付いても、目が合ったりしない限り自分から声を掛けに行くことなんてあまりないくらい、コミュ力低めなのにも関わらず、思わず声をかけてしまった。
自分でもわからないタイミングで時々湧き出る暴走コミュ力が、いきなりダッシュ決めやがった…。
走ってほしいときには走らないのに、突然暴走する。
口と頭が別行動しちゃうんだよな~。

説明しだすと止まらない

そんなこともありつつ、二日間のはちみつ販売。
こういう時って、はちみつを売りたいというよりも、いろんな人と出会えたりすることの方が大切だったりする。
今まであまり話ができなかった人とも会話できたり、ご馳走になったりして、別の一面を見ることができたり。
大収穫でやんした。

MA.COokieさんのクッキー

音楽との繋がり

お祭りで太鼓を聞いたことや人と話をしたことも、もしかしたら影響しているのかもと思っているけれど。

物心ついたときから身近に音楽があって、小学生で吹奏楽で楽器を吹き始めて、気が付けば大学卒業まで楽器があるのが当たり前の生活をしていた。
というより、吹奏楽が私の生活の軸だった。
卒業と同時に何かがはじけ飛んだように、吹奏楽から離れた。

吹奏楽は自分が何者であるかを説明できる武器のようなものだったし、好きとか嫌いとかそういう次元を超えて、無くしたら何者でもなくなってしまうんじゃないかという、離れたくても離れられないような、そんなものだったと思う。
吹奏楽以外で、自分が自信を持てることが無い事にも引け目を感じたりしていたし、自意識過剰すぎて吹奏楽経験を隠したりしたこともあった。

気が付けば、楽器を吹いてない時間の方が長くなってしまって、もはや錆びつきまくって、何の役にも立たなくなってから、ようやく取り出すことができたようなそんな感覚。(大げさ汗)

吹奏楽を通じてできた仲間は今でも大切。
それは養蜂を始めてから特に強く感じることもあったりして、当時無礼の限りを尽くしてしまった人たちに対して、顔向けできないような気持もありつつ、それでもつかず離れずさらっと続いている関係が、本当にありがたい。

そんな中で、高校時代からお世話になった音楽監督が80歳という節目の年にコンサートをやるぞ!というお知らせを頂いた。

チラシとか作ってる人たちいたんだよなぁ


これまで様々な催しもののお誘いを受けても行くこともせず、イジケているを通り越して今更どの面下げて感もあったりして、長い事ご無沙汰しまくってきた。

そんな時に、タイミングよく連絡をくれたチケット係。
「来てよ」というわけでもなく、何気ない会話。
いつも応援してくれている仲間が出演するし、恩返しじゃないけれど見に行きたいような気持になってきた。
たまたま連絡した友人も「一緒に行こうよ!」などと誘うわけでもなく。

こうなると、天邪鬼発動しちゃって、オラ行きたくなっちまったぞ!
もしかしたら最後になってしまうかもしれない恩師の指揮。
他の誰でもない先生が棒を振ると音楽が本当に変わる。
何度も鳥肌が立つような体験をさせてもらった。
そんな瞬間を拝んで来ようと思います。

毎日毎日練習に明け暮れて身につけた圧倒的な実力を持った人たちが、吹奏楽を手放さずにプロ級の腕前を持っていながら、それぞれの人生と両立させて地道に繋ぎ続けてきた音楽。楽しみです。

ミツバチの秋

お天気が急変するので、ミツバチ達のお世話も一苦労。
春夏秋冬、それぞれやらなくてはならない仕事は様々ある。
今は、冬越しに向けて、ダニ対策真っただ中。

メンガタスズメ!なんでお前がいるんや!!怖いて!

ミツバチにダニって養蜂を知らない人からすると、いったい何のことやらだと思うけど、養蜂を少し知っている人なら一番の鬼門。
本当にダニに泣かされる。
画像の群、相当やばいなーってことがわかる人にはわかる。

夏を越えて調子が良かった群が、どんどんダメになっていく。
今年から、シュウ酸でダニを退治する方法を取り入れている。
食品にも含まれている成分なので、オーガニックかつダニに対しても薬物耐性が付かないので、これからのダニ対策として使用している人も増えている。

ミツバチに寄生するダニの問題は、日本の養蜂の歴史の中でも割と新しくて、元々は日本ミツバチに多く寄生していたものの日本ミツバチたちはグルーミングができるので、群を崩壊させるほどではなく、それがグルーミングのできないセイヨウミツバチにも派生して、今ではセイヨウミツバチの天敵として、養蜂家の頭を悩ませている。
それに加えて、近年の気象状況はダニにとって増えやすい環境になっているらしく、ここまでダニの管理が難しくなるとは…という事らしい。

色々な記事や資料を読み漁っているけれど、今までのやり方では間に合っていないことも分かっていて、とにかく手当たり次第できることはやっていかないと、養蜂を続けることも難しくなってしまう。
私のような素人だからできることもある。
養蜂家の先輩たちも、私がやっていることを理解してくれていて、ダニ対策に関しては、一緒に何とかしてこうという気持ちを持ってくれているので、本当にありがたい。

冬越しまでもうひと踏ん張り。

ここは来年蓮華畑になる!か??

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2022年 【33】10/23~10/29 季節を感じる毎日

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