【3-40】毎日の積み重ね(~1000日目)
祝1000日
特別な何かがあるわけでもなく、ただひたすら毎日を積み重ねて、気が付けば1000日たっていた。
1000日あれば、もっとできることがあったかもしれないけれど、今はちゃんと毎日生き抜けたんだな…と、なんだか淡々とした気持ちでいる。
昨日も今日も明日も、その時々を楽しく過ごし続けていこう。
演奏会
私は小学生のころから大学を卒業するまで、吹奏楽漬けの生活をしていて、それは今思えばとてつもなく大きな貴重な体験だったけれど、必ずしも綺麗な思い出ばかりでもなくて、なんとなくOBの集まりからも足が遠のきがちになったりしていた。
めっちゃ怖かった先輩とか、しごきまくられたこととか、そういうことは割と喉元過ぎてしまっているけれど、自分がやってしまったことについては、それが私自身が覚えていることも無自覚でやってしまったことも含めて、私に会いたくない人もいるんだろうと思ったりすると、そちらの方が引っかかっていたりもする。
大きな組織になればなるほど、一人一人に対して丁寧に接することが難しくなって、いつの間にか自分が組織を背負ったような態度をとってしまっていたり、無駄に先輩風吹かせてしまったり、反面めちゃくちゃ気が小さい癖に粋がるもんだから、今の自分から見たら恥ずかしすぎて穴を掘っても掘り切れないくらい深くみっともない姿を見せてしまった相手もいたりして、そんな赤っ恥時代の事を思い出すのが嫌だったのもある。
そして、それ以外にも若気の至りとして片付けられない片付けたくないようなことをしてしまったよな、と思う相手もいたりして。
そんなこんなで遠のきがちだったけれど、はちみつを応援してくれる人たちがたくさんいて、直接お礼を言いたかったこともあったし、久々に演奏を聞きたかったこともあって、足を運んだ。
演奏はについては、語るまでもなく号泣ものだったし、それはその場にいた人がそれぞれに感じたこともあったと思うので割愛。
ただ、ずーっと何かを続けていくことの凄みをビシビシと感じた。
私はこの人たちに会うために、必死で部活やってたんだよね。
それは、間違いない。
秩父夜祭
秩父に来て、3年目にして初めて秩父夜祭を観に行った。
人混み苦手だし、テレビでもネットでも見られるし、なんとなく行かずにいたんだけど、県外に住む友人に誘われてその気になった。
いつでも行ける、いつでも会えると思っていると、なんとなくそのままにしてしまったりして。
ミューズパークに車を停めて、山道を下ってハープ橋を渡って秩父駅が近づくと祭りばやしの音が聞こえてきて、気持ちがワーッと上がってくる。
お囃子の太鼓や笛の音って、きっと世界中どこでも音楽の始まりなんだろうなと勝手な想像をしつつ、にぎわう町の中に向かう。
屋台と笠鉾の違いも分からず、地元民から後ろ指をさされそうな無知状態で参加したけれど、偶然にも秩父神社の中で屋台が方向転換する場面に立ち会うことができた。
屋台は想像していたよりもはるかに大きくて、きらびやかだった。
ミシミシと大きな音を立てながら、大勢の人が一緒に屋台を持ち上げて、回転させる。
まっすぐにしか進まない構造のものを回転させるために、後輪を持ち上げる。
上に乗っている人たちが掛け声をかけていく。
もうね、釘付け。かっこいー!!って。
勿論、傾く屋台の屋根の上で、ずっしりと胡坐をかいてバランスをとっている人も、屋台の前で拍子木を叩きながら全体をまとめている人も、太い綱を引いている人も、みんなかっこいいけれど、屋台の中で要になっている足元しか見えない人も、すごいなぁと思った。
夜祭というだけあって、夜のライトに照らされた屋台の美しさや猛々しさが一番の見どころだけれど、それだけではなくて昼の少し緩やかな時間の中で聞こえる太鼓の音や屋台が町中を練り歩く姿や、全体の雰囲気含めて夜祭で、毎年このお祭りを心待ちにするのも分かるなと思った。
群れること
大勢の人がまとまった時の力の強さがよくわかる反面、人が群れたときの怖さも嫌というほど身に染みていて、だからこそ群れることを極端に嫌い(ってドクターXみたいなかっこいいもんでもなく)、人と固まらずに自分でできる範囲のことをしたいなんて思っている。
それなのに、演奏会や夜祭みたいに、大勢の人が集まった時の力を見て、人が集まって何かを成し遂げることが即ち人をモブとして扱う事にはつながらないよな…と少し反省する部分もあった。
ミツバチもしかり。
一匹の力は弱いし、その一匹がいなくなっても群れは何事もなかったように維持し続けるけれど、その一匹が集まって集団になるととても強い。
それでもこの先できるだけ群れずにいたいけれど、人と何かを一緒にやるのって悪い事ばかりじゃないよねと、改めて気づかされた日々だった。
冬越し前の女王
冬越し直前。
朝晩0度を下回るようになって、日中も冷えるのでこれからしばらくはめったに巣箱を開けずに外から観察する日々。
しかーし。
女王不在からの新女王が誕生したものの、未交尾状態だった女王蜂が、群の中で調子を崩してしまったのか、追い出されてしまいそうになっていて、こりゃあダメかなーと思っていたら、大先輩が試しにと一匹の女王をくれた。
今の時期、受け付けてくれる可能性の方が低いけれど、物は試しで受け付けてくれることを祈りつつ。
しばらく王籠に隔離してから、解放。
うーむ、怪しいな~。難しいかな~。