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【3-50】雨にも負けず風にも負けず(~1080日目)
風が強い
節分前後でミツバチに春をお知らせしたいと思っているのに、少し暖かい日が風が強かったり、風が収まった後はやたらと寒かったり、思うようにミツバチのお世話できずにいる。
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ミツバチたちは、風が強くても暖かい時は飛び回っていたりして、そんなに無理して外に出なくてもいいのではないかと心配になる。
聞くところによれば、群が強くて貯蜜がたくさんあれば無理に外に出たりせず、貯蜜が足りなかったりすると、外に出ようとするって話もある。
確かに観察していると、あまり条件が良くないときに外に多く出てくるのは、弱い方の群だったりする気もする。
もうしばらく観察が必要だな…。
巣箱の中はあまり観察できないものの、風で吹き飛ばされていないか心配で、見回り。
屋根の上に置いていたブロックが吹き飛ばされて、電気柵の上に乗っかっていた。
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風の力、おそるべし。
立ち向かう方法を考えるよりも、うまく付き合っていく方法を考えよう。
北風と太陽の話を思い出したりしながら。
触れないとわからないもの
インターネットが普及して地球の裏側の人とも簡単に交流することができるようになって、ぽちっとすれば大概のものが自宅まで届くようになって、遠くに住む友人とも気軽に連絡を採れるようになって。
でも、ぽちっとボタン一つでまた元の世界に戻れちゃう。
簡単だけど、その先がない。
最近、勉強も兼ねて(言い訳じゃなくてよ…)なるべく外に出るようにしている。
ボタン一つで逃げられない空間にあえて行く。
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基本ミツバチの前にいるか、作業場にいるか、黙々と一人で作業していることが多い。
そうなると、誰にも会わないこと前提の服装になってしまったり、下手すりゃ顔も洗ってなかったりする。
そうなると、自分と外の世界の境界線があいまいになってきてしまって、こりゃいかんぜよ…ってなことになる。
知らない場所に行って、どんな人かもわからない人と話をする。
丁寧に接する。
自然と背筋が伸びる。
PCの画面を見ながら一人で考えていても思いつかなかったアイデアが、ふっと湧いてきたりする。
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残り、一ヶ月半。
普段は今日一日の過ごし方を考えているけど、今は少しだけ先のことを考える期間。
春の準備
作業場の道具の整理をコツコツしつつ、巣箱の修繕も進める。
先輩の家にお邪魔して、
「これ、どないしたらいいと思います??」
と質問すれば、あっという間にバンバン直してくれる。
すごい技術…っていうか、普通に住める小屋とか、なんでも自分で作っちゃうんだもんな…。
「すごいっすね…」
って、口で言ってる何倍もすごいなって思ってたりして。
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午前中から持ち込んだ巣箱5個、あっという間に修繕終了。
そこからのミツバチ談義。
自分の親と同じくらいの年齢差だけど、ミツバチの話になれば時間を忘れてしまう。
大きな養蜂場だと何人も従業員さんがいたりするみたいだけど、小鹿野町の場合には、基本的に一人でやっている人が多い。
その中で横のつながりがあって助け合ったりもしているけれど。
ありがたいことに、私は色々な養蜂家さんのところに行かせてもらって、どこに行っても邪険にされることもなく、教えてもらえる。
この環境は、心の底からありがたい。
誰か一人だけに教わった方が良いという意見もあるし、それも分かる。
私の方法は失敗も多いかもしれないし、遠回りかもしれない。
だけど、しがらみなく、誰のせいにすることもなく、悔しさを全部自分で受け止められる今が、自分にとって最適だったと思う。
さてと、来週は少し動けるお天気になるといいんだけれど…
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