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チームで行うデザインレビューの抑えるべきポイント

デザインレビューする際に意識して心掛けているポイントはありますか?
「かわいいデザインでいいと思う!」「何となくA案の方がいい感じ!」など曖昧なレビューをしていませんか?
そこで今回は、「デザインレビューの目的や出すとき・見るときに気をつけていること」について簡単にまとめました。(UIUXデザイン寄りですが他デザインに関しても参考になれば幸いです)

レビューの目的

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●デザインの品質を向上
チームみんなで判断基準や価値基準を作り、言語化することで認識のズレを無くし、デザイン・機能的な統一をサービス内で保つことが出来ます。
また、本当にユーザーにとって使いやすい・分かりやすいく価値のあるデザインになっているか?と課題解決に対する思考トレーニングにもなります。

●デザインの出戻りを防ぐ
デザインがFIXし、コーダーやエンジニアへ実装依頼後にも関わらずコロコロとデザインの変更があると大幅に工数がかかり、チームの士気も下がりますので関係各所に確認し、認識を合わせておきます。

●チームビルディングにつなげる
他のデザイナーの思考・デザインを見て参考にできたり、
話し合う機会も増えてチーム・デザイナーとしても成長に繋がります。

【デザイン制作者】レビュー出すときに気をつけていること

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●デザインの意図を伝える
課題に対してどう解決して理想の状態を達成するためにどんなデザインにしたのか説明します。

見てもらいたいポイント・悩んでいるポイントを伝える
対応したデザイン以外の関係ないところで指摘があると収拾がつかないので見てもらいたい箇所・ポイントを伝えます。
一人で考えているといつの間にか主観的になってしまって、デザインを客観的に見れなくなってしまい自信がなくなってしまいます…
そんな時は、悩んでいるポイントを伝え、デザインやプロセスに違和感がないか意見を聞きます。

●いつまでにレビューが欲しいのか伝える
レビューの期限を過ぎてから意見をもらうと、その後の工程への影響が大きくなりますので「○月○日○時まで」と必ず期限を守るよう伝えます。

●現状の制作段階(完成度〇〇%)を伝える
要件を整理したものを見て欲しいのか、デザインは50%くらいだが方向性を見て欲しいのか、制作段階や範囲を決めて見てもらいます。

【レビュアー】レビュー見るときに気をつけていること

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●ユーザーの視点でデザインを体験しレビューする
常に主観ではなくターゲットとなるユーザーの視点に立ち、目的を達成できるか、分かりやすく使いやすいか、部分的なデザインだけではなく全体として見るようにします。

●いい点・悪い点は理由も合わせて伝える
つい悪い点のみを指摘しまいがちですが、具体的に褒めることでモチベーションアップ、パフォーマンスアップにも繋がります!
悪い点に関しては、ユーザーにとって「問題レベル」か「検討レベル」かを伝えることが大事です。

●感情的にデザインを否定しない
「何か違う、ダサい」など、曖昧で感覚的にデザインを否定したり、人格を否定することはNGです!デザインに違和感があるのなら言語化・視覚化して伝えます。

●多数決で決めない
多数決で多い意見を鵜呑みにせずに最終的には担当デザイナーが決めます。制作したデザイナー本人が一番内容を理解しているはずです。

まとめ

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今回はUI/UXデザイン寄りのチームで行うデザインレビュー についてまとめました。(もちろんチームの規模やプロジェクト内容によって異なってきますので、今回の内容が正解というわけではありません…!)
これらを意識したデザインレビュー ができるとチーム活性化、サービス体験向上…などデザインをより良くできるので是非意識してみてください。

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