欲望を最大化させてはいけない
こんにちは、1/8192です。
突然ですが、皆さんは1億円持っている人をお金持ちだと思いますか?
だいたいの人がYESと答えるでしょうが、それは頭の中でこれと同じような図を無意識にお思い浮かんでいるからではないでしょうか?
つまり、人は誰かと比較することによって、その事案を評価しているということです。もし、周りの人間が全て10億円持っていれば、決して自分がお金持ちだと思うことはないでしょう。
人は無限に選択肢がある状態がすばらしいと考えがちですが、それは決して良い結果は得られません。比較対象や制限があるからこそ、ひとは自分の価値観と照らし合わせて、自ら何かを設定し、価値を見いだすことができる生き物なのです。
多くの選択肢があるとき、ひとは2つの方法で対処します。
それは、「最大化」と「満足化」です。
「最大化」とはすべての選択肢を探り、品定めをして、最高のものを得ようとすることです。
「満足化」とは自分が必要とするものを考え、そのニーズを満たすと思った最初のものを選択することです。
満足化とは「これで充分」なものを得て満足する生き方です。
ここに人生を成功に導く考え方の全てがあります。
現代社会において、「最大化」はまず不可能で、なおかつ満足もできません。たとえばAmazonで、「あなたに最適な本」を探すとします。一冊残らず検討したら、年十年もかかるでしょう。しかも、より多くの選択肢から検討したら、客観的で良い結果につながると思いがちですが、実際は、選びに選んだ結果については主観的満足度は低いことが多いのです。
大学卒業後に最高の仕事に就こうとする「最大化人間」の学生は、給与が平均より20%高いなど、結果として良い仕事を手に入れることができるでしょう。ところが結局のところ、彼らは「満足人間」に比べて仕事への満足感が低く、もっと良いものがあるのでは?と果てしなく職を探し続け、もっと良い選択があったのにと後悔することが多くあります。
「最大化」に意味がないとは言いません。ただ、人生のほとんどの局面では、「最大化」は私たちを不幸にすることがあるのです。
でも、「最大化」させたいですよね?
ストレス・成果・努力などすべての要素を含めて判断した場合、
じつは「満足化」することにより「最大化」させることができるのです。
つまり、幸福感・達成感・存在意義・育成の幸福の四要素(ビックフォー)をそれぞれ「これで充分」と満たすことができれば、相対的な最大化を得られるということなのです。
※「幸福の四要素」に関してはこちらの記事に記載してあります。
人生を成功に導く考え方、それは・・
「総合的な満足化」=「最大化」と自分で捉えること
成功のものさしは一つではありません。
自分にあった成功を見つけ出し、多角的に評価していきましょう。
満足度の高い人生は、必ず人生を最大化してくれるはずです。
読んでいただきありがとうございます。
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