スノーボードの魅力と車の免許

例年になく今年は早くから雪が降り始めた
12月に入るやいなや標高の高いスキー場は続々とオープンした

スノボ好きの私もこれ幸いとゲレンデに向かった
隣町は白馬なので車で30分もあれば到着する
こんなに早くから滑り始めたシーズンは長い人生で初めてだ
周囲の誰も今年は異常気象だと言わないのが不思議だ
寒いのは許容範囲らしい
冬型で少し風のある寒い日だったが普段寒がりの私も好きなことに熱中している時は別だ
運動不足になりがちな冬場に楽しめる趣味を持っていて本当に良かったと思う
スキーからスノーボードに転向してから足掛け30年にもなる
始めた年齢はどちらかというと遅く
決して身体能力にも優れていない私は上達もとてもゆっくりだった
今でもこれで満足とは思っていない
若い人がみるみる上達していくのを見れば羨ましくもある
しかしなかなか上達しないからこそ逆にこれほど長続きしているのだと思う
未完であり続けるのも悪くない
満足できない気持ちが翌シーズンに繋がり
その繰り返しでここまで続けてきた
これだけ熱中してきたその魅力ってなんだろう
スキーは自身の足先を拡張したような道具といえる
対してスノーボードは木の葉のような一枚の板に乗り込んでいる
身体の延長ではなく騎乗しているような感覚かな
どちらにも比べられない魅力はある
しかしスノボは横乗りであるのが凄くいいのだ
言葉で説明すると
人間は普段横になって寝ることはあっても横に歩く動作がないからかもしれない
要するに未知の感覚に取り憑かれてしまったのだ

しかし今までできたことができなくなる日が訪れるのが老化と言うものだ
なるべくなら歳を取っても末長く続けられる趣味を持てるに越したことはない

痛い目に遭うこともしばしばある
危険なスポーツなどもう辞めれば良いのに、、
結局懲りない性分なのだ

明日大丈夫なら来年も大丈夫に違いないと思い込む根拠のない楽天主義
車の免許証を返納する時が来たら改めて対策を考えよう
ちなみに私の滑っているスキー場は80歳になるとリフト券が無料なのだ
その日が来るまではスノーボーダーであり続けたい

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