庶民は如何に?
現在放映中の、大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合)は、なかなかである。
面白い。ドラマとしての映像よりも、どちらかといえば日常生活。暮らしぶりに重きを置くが、平安時代が好きなゆえんであろう。
して疑問。素朴な疑問を思う。
大分前、「十二単を着た悪魔」(内館牧子著)を読んだ。
現代の若者(バイトの大学生)が、平安時代にタイムスリップ。
暫しその世に暮らす事となる。仕事を得て、家族を持ち、年齢を重ねてゆくが、やがて現代に戻る。
「不思議な国のアリス」みたいな話である。
登場人物=当然ながらに、オール貴族。
言葉遣いが丁寧だ。さすが雅(みやび)。やんごとない。
「〇〇殿には、言葉に品がございませんな」(だっけかな?)
現代言葉で喋る主人公が、やんわりと窘(たしな)められる件(くだん)もある。
この時代、下々。民(たみ)。
庶民は言葉を交わしていたのか?持っていたのであろうか?
もし、言葉の存在自体を知らずに生活をしていたとしたら、どのような伝達手段。意思表示をしていたのであろう?
まさか象形文字?
大昔に見たアニメ「はじめ人間ギャートルズ」(園山俊二原作)みたいですなぁ。時々、文字が立体となって、原野に拡大。ぶっ飛んでましたな。
平安時代もか?まさか、ね。
<了>