ヘンな優しさ、無用です~「少年法」を変えませふ~

事件が起こる。事故を知る。報道機関で、知らされる。

(へぇ~っ)(残虐)(まあっ)感情もその時々によるけども、(えっ?)(何で?)(何故なの?)いつもわたしは疑問が残る。?(ハテナ)マークで一杯になるが、あなたはなかろうか?

二十歳未満が主犯格だと、公表されるのは職業と年齢だけ。「会社員の少年(19)」「高校生の少女(16)」以上である。「少年法」が、がっちりガード。ヘンに庇っているからだ。

「罪を憎んで、人を憎まず」アニメ<ヤッターマン>の心意気(?)。「まだ修業中の身」戦前風(?)に解釈すればなるだろう。例えそうだと仮定しても、法に触れるような罪。人を殺(あや)めるような事迄をしでかし、せせら笑うような彼らを、ヘンに庇う必要などあろうか?

東洋的な性善説が、強く影響しているのかも知れない。

「根はいい奴」何故かしら思う。だから「悪い事は、しない」。「何かの間違い」「信じられない」。二十歳未満だと、大人ではない(今は、18歳で成人とされる)から「顔出しNG」。「公表は控える」のが大人の優しさ(?)、暗黙の了解となっている。が、欧米では逆。性悪説を前提とする。

「人間は放っておくと、何をするか分からない」よって「罪を犯せば、ちゃんと償わせる。年齢は関係ない」7つの少年であろうが、10歳の少女であろうが、「コイツがやりました」氏名と顔写真の公表が、当たり前だ。

少年法は、昭和23(1948)年に施行されている。

終戦直後の、ぐちゃぐちゃ期。ボロゾーキンみたいな世には、戦争で親や兄弟姉妹を亡くしてしまったり、家が焼失してしまった子供達が、そこいらじゅうに溢れていた。「死なない為に、生きている」盗みもかっぱらいも、仕方なかった。人を殺める罪よりも、糧を得るのに重きが置かれた。そういう子供達は、保護をしてやる必要がある。浮浪児狩りを行う半面、一応の理解を政府は示していたのだ。

少年法の改正により、ややマトモになったかとも思う。が、酷い悪さをする子供。法に触れような悪さをする子供には、月に代わってお仕置きよ!氏名と顔写真を公表。じゃんじゃん公表しない限り「守られてるもん、俺ら」。いい気になるのではなかろうか?「それって子供の人権を無視してるんじゃあ、ないですかぁ~っ」どうだとばかりに反論もしよう。確かに守るべきだが、人を殺めるような子に言う権利はない。

○顔写真 公表望めり 自らを省む 二十歳未満の犯人<短歌 なかむら>

                              <了>

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