せめてもの、、、、<短歌>

〇せめてもの 願いも歩む 頂(いただき)へ
              月の模倣を 橋にあの頃

            

※ずっと不思議に思っていたんです。
鎌倉の鶴岡八幡宮やら、京都の渡月橋やら。他、様々な建造物。教科書等の写真で見る有名観光地の橋は、なぜ弧を描いているんだろう、って。
危ないじゃないですか、特に降りる時が。
体に不自由があったりしたら、平気で人の3倍ぐらいは時間が掛かりそうです。

で、(あ~っ)
今、思いました。
月。「この世をば、、、」道長は詠いましたけど、当時は今以上に月信仰。闇でも光る月への憧れみたいなのがあったと思うんですよね。
出来れば、月を渡りたい。
多くの人々の願いが、橋を造る際に弧を描く形状を呼び、歩く。
実際には叶わないけども、仮初(かりそめ)。せめて仮にとなったのではないでしょうか?

歩きながら(月を本当に渡っていたら、、、)と思う貴人。貴族も多かったでしょうね。






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