上の子の、、、、<短歌>

〇上の子の 特権写真の 多さとも
          お包(くる)み如くの 愛に包まれ

わたしは2人姉妹の上の子。これでも一応、長女でしてね。
妹との年差は3歳。ありふれパターンです。誕生日が8日しか違わない。

普通の勤め人の家に育ちましたけど、歴然とした差。
断然にわたしの方が多いのが、写真。一人っ子時代の写真です。
乳児から1歳、2歳。
せいぜい2歳の終わりぐらいまでですけど、何故か非常に愛おしい。
いつ何時めくっても改めて、深い感慨と懐かしさ、幸せな気持ちに満たされます。

数枚を覗き白黒写真なんですが、そこがまた、いいのよね。
カラー写真にするのは現像代が、高かった。「現像」=白黒のみ。

両親にとって、初めての子。
母方の祖母にとっては、初めての女の子の孫。
遠くない所に住んでいた親戚(これも母方)にとっても、何かと注目された故か、かなり多くあります。

生後1ケ月、2ケ月は完全にお包(くるみ)の中からですけど、5ケ月頃のハイハイ。
乳母車の中での、寝顔。
10ケ月ぐらいのベビーベットや、祖母宅での場面。
少し大きくなると祖母に抱かれたり、親戚と一緒だったり、ブランコで遊んだり。
海や動物園に連れていって貰ったり、色々です。
こういう時に「上の子に生れて良かった」と思いますね。

妹も写真を多く取って貰っていますけど、何て言うのかなぁ、別の意味。
別の意味で「我が子の写真を撮る」「写真を撮って残す」意味が、両親の中で大きかったのでは?
一人っ子も多い今、気持ちとしては同じでしょうね。

<了>



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