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8050カフェ【2023年12月20日】当事者研究<おせっかい>

8050カフェ(8050地域情報交換会)
ビジョン 困りごとがあっても投げこめる場所があってなんとかなる地域
ミッション 「8050」に関する「悩みごと」、「やりたいこと」、「良かったこと」、「知りたいこと」を立場を超えてみんなで持ち寄って共有する
バリューたき火を囲むように立場をこえてゆるやかなつながる


2023年12月の回は、10月の回のテーマ<私が知っている「居場所・取り組みの持ち寄り」>の際に参加者から紹介された「みなさんの居場所ぼくはぼく」(町田市木曽東1丁目24-14・神奈中バス滝ノ沢バス停徒歩3分)で開催しました。

「みなさんの居場所ぼくはぼく」は、月、水、木、金、土、10時~20時に開店しています。日替わりの定食とアルコールを含む各種お飲み物があります。奥のスペースは、貸し切りしてイベント会場としても使えます。

▼当日の様子
https://youtu.be/PSvx8dNA5As

当日は、「当事者研究」という手法でLike Mindsさんの進行のもと対話の場を開催しました。「当事者研究」は、誰もが「当事者」として自分でもわからなかった困りごとの本質を客観的に観察するような視点を持って対話し、解決の糸口を探っていくものです。

はじめに全員で自己紹介の時間。「名前、気分体調、最近よかったこと/苦労していること、(今日)聞きたいこと/話したいこと、我が家の年末年始」を一人ずつ話していきました。

その後、自己紹介の時間であがった話題をもとに今日の「当事者研究」のテーマを決めます。今回のテーマは、「おせっかい」になりました。参加者の一人で高齢者支援をしている方から「高齢者の支援をする中でひきこもりのお子さんに出会うことがある。高齢のご利用者のケアだけで終わっていいのか、それ以上はおせっかいなのか、どこまでおせっかいなのか悩んでいる」という発言をもとに決まったテーマです。


<当事者研究> 「おせっかい」についての研究

・自分は成年後見をしているがそもそも後見人自体がおせっかい。その人のしたいことをさせてあげているか?自由にさせてあげているか?と考えることがある。
わかんないことはわかんない。他人だからわからないことは絶対ある。
・おせっかいが嫌な時、おせっかいが良いときがある。
・家族の課題に支援者としてどこまで入っていったらよいのか。どっちかの肩をもってしまうのもおかしいし…。
主体によって違う。ひきこもっている当事者にしたら我々支援者が行くこと自体がおせっかいという状態かも。ご両親はどうにかしたいから支援を求めている。
・自分自身も長くひきこもっていた。ひきこもって最初の頃だと拒否、最後は絶望期。絶望期このときはおせっかいがあってよかった。
・専門家という感じより当事者として声をかけられると良いかも。
・人間はもともと社会的なものなのでひきこもっている人もその状態を良いと思ってひきこもっているひとはない。
自分と同じような境遇の人がいるということを知るというのは一つのきっかけになる。
自分は、「おせっかいをしてもいいですか?」と最初に確認している。
・見守るしかできない。たくさんの目で見守るしかない。
・あなたのためにではなくて、私が困るからという言い方をするとどうなるんだろうか。
・よくセルフネグレクトという言葉があるけど、実は自分自身をすごく愛しているんじゃないかなとも感じる。
むしろそれまでにおせっかいが足りなかったのではないか
・おせっかいをして一回で拒否されると、もうおせっかいしにくくなってしまって離れていく。そうなると二回目がなくておせっかいが足りない状態になってしまうのかも。
・一回断れてもタイミングじゃないんだなと思えばいい。
・支援するって、私が揺れてしまう。
・あなたこうしたほうが良いですよとくるのはおせっかいのよくある形。私はこう思って、こういうこと心配しているんですよというのが良いのかも。
・アイメッセージで伝えると
・受け入れてくれたら徐々にいく。
いきなりどーんと大波がくるような支援ではなく気づいたら膝まで水がきていたという感じが良いのかも。
一つの職種で一つのタームで関わるのは無理。他とつながってやっていくしかない。どうやってつなげていくのかな。


対話が広がりあっという間に時間となってしまいました。8050カフェでは、引き続きこうした立場を越えて悩みや情報を共有していく場を開催していきます。

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