中間報告的な話を直球で投げてみる~または「すべつな」とは の続き
勢いで書き始めたものの全く終着点に辿り着けなかった前回。
今回はタイトル通りの内容の記事を、ビシッとど真ん中へ投げ込んでみたいと思っているが・・その前にちょっと余談を。
前回の記事でも書いたが、ここ数年夏はアクシデント続きでまともに仕事に行けない日が多く、家にいる時はほぼ毎日やっていたBS放送でメジャーリーグの試合を観るようになった。
大谷翔平選手が在籍するLAエンジェルスの試合である。
その流れで今もシーズン中の週末はテレビで野球観戦を楽しみにしているのだが、シーズン終盤のここへきて、ご存じ大谷選手のケガと治療によるチーム離脱。そのアクシデントにより、いつも観ていたエンジェルス戦の放送予定が、以降すべてなくなってしまった。寂しい限りである。
何せ今年このチーム、開幕スタメンだった選手のほぼ全員が故障者リスト入りで「呪われているのでは」とまで噂され、ここまで唯一元気でほぼ全試合に出場してきた大谷選手までもがついに故障。プロスポーツの世界とはまこと厳しいのだな・・
と、いう話ではない。
プロスポーツの世界は、確かにハードで厳しいに違いない。ただし、ここまで全員が試合に出れなくなる怪我をして倒れるなんてやはり異常事態であって、即刻見直さなければいけない問題がチームにはあるんじゃないだろうか。
他球団にももちろん故障者は出るが、このチームのケガ人の数は半端ない。
ベンチに元気な控えの選手が一人か二人しかいないって、「プロの世界は過酷だから」で済ませられる問題ではないだろう。
メジャーでは広い全米中の球場を回るため、移動だけに充てられる試合のない日もあるが、それ以外の日はほぼ毎日のように試合が行われていて、シーズン中は純粋に休める日というのがほとんどない。
多少の不具合を訴えても交代要員がいなければ休ませることが出来ないし、ケガ人が増えれば無理を推して出場する選手も増える。
身体の疲労は回復が遅れるほどケガに繋がりやすくなる。
チーム状況やビジネス上、大人の事情からファンの思いまでも背負っていてはそう簡単に休みがとれるものでもないのだろうが、時に異次元のパワーが出せてしまうアスリートだからこそ、自らのパワーから放たれる衝撃に耐え得るしなやかで強靭な体を維持するため、緩める時間や休息など、選手の体のケアを重要視してもらえるチーム環境を整備してもらえるようにと、切に願っている。
ところで。
少し前から、気になっているツイートがある。
それは、大抵の身体の不具合は 筋拘縮の蓄積 が原因、というもの。
筋拘縮とは、筋肉が硬く縮こまった状態をさす。
その拘縮状態が蓄積されることで血流が悪化。本来血流にのって運ばれるはずの酸素や栄養は隅々まで行き届かなくなり、反対に排出されるはずだった老廃物は滞る。結果、その部分に冷え・コリ・炎症が進む。
それによってさらに血行不良や冷えが起こり、ますます筋拘縮が蓄積。以降、負のスパイラルが続く、というわけ。
この投稿、すごくないですか?
これを見た瞬間、全てが理解できたように感じた。というのはちょっと言い過ぎだろうか。
だがそれくらい、単純な構造でありながら様々な状況に説明がつき、十分に納得もできる。
これは自分に向いている、好きな考え方だ。
日頃、いかに自分の姿など顧みていなかったか。
ちょっとした違和感を感じて何気なく鏡を前にした時、ふと気付いた。
前回の続きにもどろう。
私、こんなに首太かったっけ?
よく見ると、首をひねったり動かしたりした際に浮き出るはずの筋が見当たらない。
知らない間にまた甲状腺が腫れてきたのかと疑ったが、甲状腺というより首全体の肉がみっちり詰まっているような充実感を感じる。
そういえば最近姿勢が悪くなったのか肩周りがはっていて、解そうと首を回してみても痛みがあり上手く回らない。ということは、肩こりがいつの間にかガチガチの首こりへと発展したものか。もしくは動かさないせいで、単純に首が太ってしまったか。
考えたものの原因は不明。結局は「こっている」のだろうということでひとまずは片付け、風呂に浸かって地道に首を回したりしていた。
その後のこと。
ある朝、生まれて初めて自分のイビキで目が覚める。
起きた瞬間、状況がよく飲み込めなかった。
目を覚ましたのはイビキの音に気が付いたからだったが、実際に鼻とのどが詰まったのを感じ、その息苦しさからの目覚めでもあった。
ややショックを受けるも、たまたま疲れていたのかもしれないと深くは考えないようにした。
何週間か経った頃、再び自身のイビキで目が覚める。
今度は間違いなく、のどが絞まることで音がしていたことを確認。
のどが腫れているのか、それとも甲状腺が腫れているのか。
いずれにせよ気のせいでもたまたまでもない異変を確信した。
この頃から薬は飲んだり飲まなかったりと、断薬に向けての道筋を模索し始めたため、甲状腺の異常に関わる兆候ではないかと体調の変化に敏感になっていた。
「(薬は)自己中断すると再発もしくは悪化するので自分の判断で服用をやめないように」
忘れたと思っていても、ふとしたことでよみがえる言葉。
いつの間にやら絡み付き、振り払おうとすればするほど気になる言葉。
悪気があろうとなかろうと、放たれた者に刻まれる言葉。
これこそ呪いというやつだし、全くやれやれ・・なのである。(いや、何の話だよ)<つづく>