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男プリステありがとう

すっごく楽しかった! あの空間に参加できて良かった!
舞台を観る前、観た後、さらにその後、いろいろなことを考えたけど、やっぱりそれに尽きる。
舞台「DANPRI STAGE -アイドルランド・オブ・ザ・デッド-」を夢叶って全通した者です。

男プリステに募る思い

もともとプリパラが好きだった自分は、去年の舞台WITHの配信を観てどっぷり男プリにハマった。
Twitterでレポや感想を見て、劇場で観劇した人たちの追体験をさせてもらってさらに興奮した。
声が出せない状況で客席から「いいぜ!」を届けられる、いいぜボタンを使った双方向の演出。配信の回ではやらなかったキャラクターのモノマネや、小5のショウゴのシーンでの生歌……、時が経つほど「劇場で観たかった」が募っていった。

大盛況に終わったWITHステは、2ヶ月後にイベント(WITHステイベ)を開催することになり、全力で会場チケットを手に入れて現地に参加した。
夜の部ではアクシデントがあったものの、その時の運営やキャストの対応が素晴らしすぎて……。男プリを好きでよかったの気持ちだけで徒歩帰宅したときの記録はここに残しました。↓↓↓

WITHステイベでは舞台男プリ新プロジェクト始動のお知らせが。
そこから約1年経って今回の男プリステが、来た!


DANPRIにおいでよ

場所はWITHステイベもやったヒューリックホール。
客席の段差がしっかりあってどの席からも観やすい。段差はGロッソほどではないが、今回のペンライトの形もなんだか平たくて、Gロッソの戦隊ヒーローショーのものを思い出した。Gロッソではペンライトを制御されて会場全体で色が揃う演出があるので、もしかしてと思ったけど当然もしかはしなかった。

初日の物販先行販売の時間には間に合わず、開場してから物販に並んだ。もうその時点でシンヤのアクスタやランダムブロマイド、ブラインドの缶バッジは当日分売り切れとなっていた。ナメていた……。明日は先行販売に絶対行こうと心に誓う。
初めての三次元の推しのアクスタを買って、ちょうどその時Twitterで話題になっていた、オタクじゃない人が言うところの"プラスチックの人間"だ!と思った。
物販も会場内のトイレもスムーズに進んだ。平日昼に来るのは歴戦の猛者たちなのだと感じたりした。

席に着き、膝にタオルとWITHステペンライト、WITHラッシュペンライト、さっき買った男プリステペンライト、オペラグラス、いいぜ玉(いいぜボタン)を乗せて準備はOK。少しどころじゃなく物が多いが、このスタメンは千秋楽まで選手が入れ替わることはなく、結果的にベストメンバーだった。
いいぜ玉はTwitterで見た「前の席の傘立ての輪っかにちょうどはまる」を知ってからそこに置くようになったけど、筒状のペンライトは2本あってよかった。


男プリステ初見感想

初見のときの気持ちを、メモを見ながら思い出して書いてみようと思う。
山下さん出演作監督が観に行くならここと言っていた舞台初日。(のくたんレディオ#51より)
全通なので初日であり初見になる。自分が初めて作品に出会う時でもあり、作品がキャストが初めてお客さんに出会う時でもある。

プリパラのいつものベルが鳴り響き、会場が暗くなる。
ライブの時のように推しカラーに光らせたペンライトがいくつか見え、初日は自分もペンライトを青にセットして始まるのを待った。

最初から(個人的に)クライマックスで

冒頭はめが兄ぃさんとめがボーイズによるプリパラ新シリーズ「アイドルランドプリパラ」のこれまでのあらすじと世界観の導入。男プリステから観る人への配慮すばらしいです。
そしてOPのようにWITHの代表曲であり最初の曲「Giraギャラティック・タイトロープ」と、DARK NIGHTMAREの「Darkness Soul」がワンコーラスずつ披露された。

シングルやアルバムが複数出ているアーティストであれば1stシングルの〜と言えば伝わるのに、作品全体のコンピレーションアルバムかソロ1stアルバム(と数々の未発売曲)しかないので曲の位置付けの表現が難しい……。
ギラギャラはWITHの1stシングル(概念)で、アイドルランドプリパラの前、アイドルタイムプリパラではこの曲しか発表されていなかった。

WITHラッシュでアレンジバージョンの披露はあったものの、通常バージョンのパフォーマンスを観たのはずいぶん久しぶりだった。しかも白衣装でのギラギャラを観たのは1st単独の映像以来だったので、その王子様ぶりに痺れた。白衣装は回ると腰にボリュームを出しているメンバーカラーの布が揺れるところが優美だ。

ライブパートが終わり奥のふすまが開く、とそこにはパジャマで布団に入った推しの姿が……!
むにゃむにゃと起こされる推しの姿が! パジャマで歩き回り、アサヒ曰くショウゴが一番好きな(おれもー!)スーパーダーリンを踊る推しの姿が!!!

寝起き〜朝ごはんの姿が一番えっちだと思っている(なぜならものすごく心を許した人にしか見せないので……)自分は誇張じゃなく息ができなくなってしまいました……。人間、すごくびっくりして嬉しいときは呼吸する余裕もなくなるみたいです。

さらに追い討ちをかけるように夢川兄妹の巨大複雑感情が垣間見えるセリフが続き、本編開始数分でこんなに見たいものが見れていいんですか!?状態に。
ゆいが自分を犠牲にプリパラを守ったことで、プリパラ内のゆいは眠り続け、外のゆいは自身のアイデンティティでもあった「夢見るパワー」を失っていることが判明した。
妹のそんな状態に打ちひしがれ、ショウゴはゆいの代わりに夢を見よう(睡眠のほう)とふて寝し、今の無様な姿をファンに見せられないとライブも拒否する。あの、自分がいるだけでそこはステージの男が……、いや、だからこそと言うべきか。彼はライブのステージはおろか部屋の外にも出られなくなっていた。

そのためこの後しばらく推しの出演シーンがなかったことで、逆に息を整えて当社比冷静めに鑑賞できたのはあったと思う。この、こうかはばつぐんだ!の冒頭の威力には千秋楽まで耐性がつくことはなかった。

アサヒとコヨイでライブを成立させるために「マジック・アワー」を歌うのかと思ってペンライトを用意してしまったが、ライブ会場に現れたアサヒとコヨイの口から告げられたのは「WITHは活動を休止します」「みんなもわかってるよな、俺たち3人でWITHだって!」の言葉だった。WITHステでは、アサヒとコヨイの2人組だったWITHからコヨイが抜けた時期が描かれたけど、その時もアサヒは「2人でWITHだから」、「コーちゃんを信じたい」と思って過ごしていたのかな。コヨイは自分が男プリのステージから離れた日々を思い出していたのかな。

このシーンでは声にエコーがかかり、まるでWITHのライブを観に来た観客に話すように2人は語ってくれた。そそくさとペンライトを消して、めが兄ぃさんが煽るのに合わせていいぜ!の拍手を送る。拍手が細かくなっていきアサヒの動きに合わせてパン、パパパン「髪切った?」(いい◯も)の流れは初回だけじゃなく毎回笑った。めが兄ぃさんの誘い笑いもめちゃくちゃ上手かった。
これまでを知ってる人にとって奥深い背景のあるエモとわかりやすい笑い、緊張と緩和のジェットコースターが今回も大満足ボリュームだった。

漆黒の闇から現れるは

次に男プリの舞台をやる時は新キャラ マリオが出るだろうと予想していたのだけど、マリオ役の龍丸くんは男プリステ公演期間ギリギリまで主演舞台があり、これは出演なしかなあと思っていたところにあれ、龍丸くんの声がする!!?
マリオはまだ本編02話で一言しか話しておらず、男プリステは時系列的にはマリオ初登場回の前にあたるからか、マリオは録音音声とシルエットの組み合わせで人から見えないし声も届かない存在として登場した。その手があったか!

たぶん生まれたてで自分とは何か、名前すらわからないマリオは、マリオよりは成熟してるけどまだまだ子供な、めがボーイズたちの談笑を覗き見ることになる。
マリオの元になったであろう、あまりちゃんが昔、中二病全開で描いたノートの切れ端に触れためがボーイズは、中二病全開なセリフと動きをやりたくなってしまい、その様を「なにそれ!」「ダサ〜い!」とキャッキャ笑い合う。一緒になって微笑ましいと笑ってしまった。

アイドル争奪戦

アイドルタイムプリパラで出てきた男プリアイドルたちにプリパラを思い出させるためアサヒとコヨイ、ダクメアが奮闘するわけですが、このなかでもX PAPANのパートが特に印象的だった。

暗転からふすまの奥にスポットライトで照らされた、ピアノを弾く男性が現れる。
初回は正直その時点ではこれから何が起こるかわかっていなかったが、隣の席の人がペンライトを赤にするのが見え、自分もわけもわからずながら真似して1本赤くして行く末を見守った。

「さあ、新米パパさんたち、オムツを交換する練習でちゅよオオオオオ↑↑↑

シャウトと共に繊細なピアノから一転、ゴリゴリのメタルサウンドが流れ出し、そこでやっと"紅"だ!!!と悟って赤いライトをぞんぶんに振った。アサヒが赤子を弾いてる!?
ていうか隣の方、ピアノ弾いてる時点で察してなかった?? 名前と姿が一瞬アニメに登場したのみのキャラをあの早さでピアノと抱っこ紐から導き出したってこと!? エリートすげえ!!!!!!!

ゾンビ対策探索

封鎖された男プリで食料や薬を探すシーンでは急に子供向け番組テイストに。
「食料はどこかな?」「そこだ!」ブブー(SE)「それは測量」測量!?
「薬はどこかな?」「そこだ!」ブブー(SE)「それは薬じゃなくて、クスリ(笑うほう)」クスリ(笑うほう)!?
困惑度で言えばこのシーンがぶっちぎり。いらすとやが出てくるし。いきなり何が始まったんだと笑い、なんか逃亡犯を見つけるようなカッコイイ照明に笑い、底抜けに明るくピンポンとかブブーが鳴ってることにもじわじわと可笑しさが込み上げてきた。

そしてコヨイが武器になるものを探す流れで客席を懐中電灯で照らし、お客さんをいじっていくパートがあった。
ゾンビが湧いて単独行動するコヨイに迫るがコヨイは全く気付かず、そわそわする客席に向かって「シー」とまでしてきた……!
ゾンビ化した古代プリパラアイドルとは初対面だからそういう人だと思ったのかな……?

一方そのころショウゴは

クレープをたらふく食べている夢を見ているショウゴ。ゆいの声がし、恥ずかしい過去をばらず脅しでたたき起こされるが、今ゆいがこんなこと言うはずがない、これは夢だ、と言う。
ゆいに見せたいものがあると導かれ、舞台手前に移動する。
「見えない? お兄ちゃんを応援するサイリウムの光が!」
ゆいのセリフを聞いて、急いでペンライトを点けた。客席はすぐに真っ青な光に包まれた。

ショウゴのセリフが「見えないなあ」と続いたけど、脚本が想定したよりもずっと客席の行動が早かったということだろう。「初日なのに察しが良いなあ」とアドリブのセリフが飛び出すほどだった。

ショウゴにはたくさんの味方がいることを思い出し、プリパラに行く決意をする。胸の高鳴りを、助けてくれたゆいを助けたい気持ちを、ライブで表現するのだ。
ショウゴが立ち直ったその場面に、自分もショウゴの味方の一人として居合わせられて嬉しかった。ショウゴが袖にはけて見えなくなるまで青いペンライトをぶんぶん振った。

やっぱりゾンビになるのか

ゾンビ化を解除するためのアイドルキーが、アサヒ達それぞれ武器の形状になっていた。中でもアサヒの武器は鉤爪(に見えたけどシザーハンズのやつだったらしい)で、とどめを刺すときに後ろから相手の首根っこをつかんで、爪を引き上げて首を切っていて、わんぱくな狂気を感じて良かった……。怖くなりすぎないようにSEをリアルな切り裂く音からポワンというようなポップな音に変更したらしい(小林竜之SHOWROOMより)おかげで怖さじゃない不思議な魅力が出ていた。

ゾンビ騒ぎを知らないショウゴが男プリにやってきてゾンビから助けてもらい、アサヒとコヨイには照れながら心配かけてごめんを、ダクメアにはゾンビから助けてくれてありがとう♡の言葉をかける。でもすぐダクメアには「って言うと思ったら大間違いだからな!」とツーンとした態度を取る。複雑感情のいろんなかわいいが詰まっている……。

しかしこのままハッピーエンドというわけにはいかず、チャキりそこねたゾンビにアサヒが噛まれ、アイドルゾンビになってしまう。スリラーさながら他のアイドルゾンビたちと踊るアサヒ。WITHのダンス担当だからこその抜擢かなあと思ったりした。

このピンチにめが兄ぃさんはエマージェンシーモードを発動し、ジャケットを脱いで半裸にバチを持って太鼓を叩き、ゾンビたちを引きつけようとする。「みなさんのライブこそが、私のスタイリッシュ・タフ・生きガイ!!!」BGMも太鼓の刻む拍も鳥肌も最高潮になって場面は暗転。
そこにはメガネだけが残されていた……。
プリチャンのめが兄ぃさんも再起不能になったときメガネだけになっていたね……。

聞く前からわかってたけど最高

めが兄ぃの「メガネの光の射す方へ……」の言葉の通りに4人は再起動ライブのステージにたどり着き、ゾンビの呪いを解くためにライブを始める。新曲だ!!
ショウゴとコヨイが背中合わせで歌い出し、そこにダクメアの2人も入る。ゾンビになって「チョー」しか喋れなくなったアサヒも歌っている。ほかのゾンビになったアイドルたちも一緒に合いの手を入れている。ライブの効果でゾンビたちの語彙力が上がっているらしい。歌いながら全体のフォーメーションが変わり、曲の間奏でセリフもあって一曲の中でお話も展開している。楽しい!

「君の夢、何だった?」
曲の終盤、ショウゴのソロセリフに胸が熱くなりすぎた。一生懸命で力強く、それでいて痛みを知っている優しさもあり、一瞬でそっと心の芯に触れてくる声。天才です。

もとに戻ったアサヒと笑顔で抱き合い、ショウゴは妹の、ひいてはプリパラ全体の問題を解決するために動き出すことを決意する。

EDのようにWITHとダクメアがフル尺でライブをしてくれた。WITHは日替わりで初日は「好きにしてI-I-Z-E」。ダクメアは新曲「We're Never Ever」。
「We're~」は最初はドラムの裏拍ノリで楽しんだけど、だんだんダンスに合わせて表になった。ロックスターのダンスかっこいい。稽古期間が短い中、前の曲よりも進化したパフォーマンスがしたくて難しい振り付けにしてくれるようお願いしたらしい(河合健太郎くんのインスタライブより)。

お見送り会

平日の公演3回はキャストによるお見送りがあった。初日はアサヒ、ショウゴ、めが兄ぃさんの3人。
会場前方の出口から1列ずつ退場すると、ロビーの後方席側入り口へつづく階段の踊り場に3人がいた……!
その距離2メートルくらいか。ベルトのパーティションで仕切られ、キャストは声を出さないようにお手振りを返してくれた。
実は近い!!!って思ってからの記憶があんまりない……。手をふることしかできなかったなあ。

「君の夢、何だった?」めちゃくちゃ良かったから感想アウトプットしたいなあとメモとらくがきを始めた。せっかく全通するしな……と結局3日間毎晩(ときには昼夜間も)絵つきの感想メモをしたためることになった。Twitterで「#男プリステ」タグの感想を眺め、キャストやスタッフのみなさんも見てるのかなあと思いを馳せてから眠りについた。


複数回見ての感想

これまでの初見(の気持ちを思い出しての)感想にも後から判明した話を入れ込んだりしたけども、ここからは劇場や配信で何度か観て考えたことを書いていきます。

妹を失った兄

ショウゴをアサヒが起こすときのダンス無茶ぶりシーンは無茶ぶりのようでありつつ打ち合わせしてるよねと思ってたら配信のあった千秋楽2回以外はこばたつが伝えるのを忘れてほぼアドリブだったらしい(小林竜之SHOWROOM、せいち書店#33より)。稽古でやった曲だったり、WITHステで踊ってた曲だったりだから大丈夫でしょうと。すげ~
ラストでは「リフレイン・ザ・シンフォニー」だったのも「偶然僕らが触れ合う笑顔はなんて奇跡」の歌詞のように(そこは歌ってないけど)、配信があったから出会えた人に向けられていたように感じた(WITHステイベ後の小林竜之SHOWROOMより)。

ゆいがプリパラ内で取り込まれたことで、プリパラ内では上空で眠りについているが、生身の身体は現実にあってバリバリ起きている。ゆいの「アイドル性」みたいなものが眠りについたってことのようだ。
自分に突っかかってくるけどライバル視して目標にもしている兄に対して、いじわるしたりツンと当たることなく、明るく接している。夢川兄妹は生粋のアイドルなのにアイドル部分がないと友好関係なのか……。嫉妬と尊敬の複雑感情じゃん……。

02話でショウゴがゆいを思い出すシーンが今回声が付いたところで、気になってゆいを見に来てるお兄ちゃんってことじゃん……。
目覚ましをかけてるけど起きないのは、前日に目覚ましを止めるのも忘れるほど頭がいっぱいで、朝が来てもライブにも学校にも行かないでベッドに留まろうとしているってことか。
「俺も記憶を無くせれば……」のセリフ、最初はスルーしてたんだけどかなり追い詰められたところまで来てるよなと聞くたび胸が痛くなった。
4公演目は「そういうことだから」とコヨイたちを追い払う時にアドリブで声になりそうでならない「あっち行って」が聞こえて、ショウゴは自分を心配してきてくれたメンバーにそこまでは言えないんだなとなんか良かった。

ゆいが寝てるから自分も同じ状態になろうとしてるのかな。
シンクロすればコンタクトできる(できた)ってことかな。
あのサイリウムの海を見せたゆいはショウゴの心の中のゆいでもいいけど、シンクロしたことで心が繋がったんだといいな。

マリオを知って印象が変わったシーン

めがボーイズたちの"中二病"ムーブを、マリオは純粋に「カッコいいじゃねえか!」と思うのに、彼らは馬鹿にするように笑っている。その姿を見て、なーんか傷つくぜ……してしまう。
マリオの存在が見えないし聞こえないので反論もできないし、初回はめがボーイズのほうがキャラとして見知っていたからそっちに移入して笑って見てたけど、回を追うごとにマリオに移入してつらくなっちゃったシーンだった。
傷ついている本人が見えないのはなんか、配信や動画で他人を見ることが多くなった最近の流れを感じた。
シーンとしてはコメディのはず、マリオのお芝居もコメディ寄りだったので。

アニメ本編ではマリオは敵っぽいので、この体験が生まれたてからグレるに至る要因だったのかもしれない。
ゾンビ騒動を面白がってるのは単純な刺激での感想かなと思った。悪というより生まれたてで善悪の判断がつかない感じがする。

マリオはシルエットでの登場だけどウィッグと衣装も思ったよりちゃんとあるようだった。影しかないのに表情豊かな動きでマリオを表現した三本木さんは、公式が公表しない限り演じていることは沈黙の姿勢とのことでした(ミチトモ先生スペースより)。

冴えないおじさん3人組

山田さんたちの仕事できなそう感さすがですねえ……。
ゴッドボーイズで活動していた頃に、アイドル活動に関するランチMTGをしていた名残で中身のないランチMTGしてる説が好き。

Xジャンプ

このシーンは客席を見てXジャンプをする振り付けがあり、センターの三本木さんのツイートに乗っかって、赤ペンラ2本でXを作って腕だけでジャンプするのが恒例になった。日に日に赤ペンラやXジャンプをする人が増えていくのがわかって客席でも「赤ぇ〜」って面白かったけど、舞台からはもっと後ろまで含めて増えてくのがわかったんだろうなと思うとさらに面白い。

そこのあなたッ! にドキー---ッ!(こういうの嬉しい)

「Foo!から育児を始めるなんてナイス意気込みですね!」
「ラマーズ法はママが出産時にやってくれるものです」←この言い回しが当事者意識あって好き

観劇した人の感想ツイートやキャストのTwitterでもX PAPANは人気で、土曜日は山下さんもこっそり客席後ろでXジャンプをしに行ったらしい(せいち書店#33より)。衣装のパジャマの上にコートを羽織って抜け出したらしい。真っ赤な客席も含めて観てXジャンプするなんて絶対楽しいやつ!!
実は推しと同じ空間で一緒にXジャンプしてた事実が判明してさらに面白い。これまで推しと一緒にXジャンプしてたのが後からわかった人っています……?? 本家のファンでも後から判明することはなくない!?? とってもレアな体験をしてしまった。そういえばカーテンコールの退場時にもXジャンプしてる日あったな。

シンヤの殺陣

舞台で殺陣を経験していた河合くんを活かした戦闘シーンは迫力があった。大人数を次々と殴っていくのも壮観だったし、避けたりスライディングしたりの俊敏な動きもキマっていた。
特にショウゴを助ける時のダクメアが好きで、ウシミツが「これがjokeを言ってるように見えるでござるか!」とゾンビの背中にクナイを刺し抜く動きも良いし、3人に囲まれたシンヤ、浮いてた……!
動きで言うと高瀬ジャンプの打点が高すぎる!

俺俺俺!

オレーザービームはやっぱり最高で、千秋楽は上手前方でショウゴのラップやセクシーな間奏のフリが見られてIIZEでした……。
俺俺俺!回転ずしのところショウゴくんウインクしてたよね!? ジアースから発射!(射撃)フリだったのが発車!(敬礼)になってたけどいつからだっけ……と思って確認したらオータムライブ2021からだったっぽい。WITHラッシュでは射撃してた。歌詞はどっちなんだい!
あとやっぱりゆいの「ゆめかわ」ポーズしてくれるの大好きなんですわ……。

お見送り会リベンジ

2公演目はコヨイ、シンヤ、ウシミツで、3公演目はWITHの3人だった。ウシミツからたくさん手裏剣を飛ばしてもらったことは覚えてるんですが……。目に録画機能あれよ~~~!

お客さんの中には痛バやブロマイドをデコって鞄に付けている人がいて、ああいうの誰推しなのかわかりやすくてキャストもファンサしやすいのかな~と思った。他にも赤メガネのめが姉ぇさんや、(退場時だけ)ひつじの帽子を被ったひつじ隊の人もいて、お客さん側からもプリパラの世界が広がっていて良かった。
3公演目は1日2ステして疲れてるだろうに、そこからさらに数十分もWITHでいてくれてありがとう……。

WITHのファンをたくさん見て、ランブロ交換でお声がけさせていただいたり、Twitterのフォロワーさんと会えたのも楽しかった。これもリアルイベントの醍醐味なんだな~とオタク1年生のような感想を持った。同じ人を推してる同士ここが好き!を話すのも楽しいし、最推しは別の者同士じゃないとランダム商品の交換はできないし、推しが出てたらそっちばっかり見てしまうので逆に新鮮な視点の話を聞いたり、コーデを見るのも楽しい。
推しとの馴れ初め(いつ推しになったか)を聞くの、恋バナ初めてする中学生かってくらい楽しんで満腹にしてもらっちゃったので機会があれば全員から聞いてみたい!


いろいろ見ての感想

アーカイブを見て、こばたつSHOWROOMや脚本原案の福田さん、ミチトモ先生のスペース、河合くん、大橋さんのインライ、小結くんのツイート、せいち書店、見返しでアドパラ02話を見て、考えたことを書いていきます。

作られ方

企画段階でゾンビものと決まって、福田さんへの依頼は骨子レベルで良いと来ていたが、筆が乗ってそこそこの量お出ししたのだそう(福田さんスペース)。そこから脚本演出の村井さんが肉付けしていったと思うが、キャストの話(三本木さん、河合くん、れいおうさん)だとキャスト提案もそこそこあったっぽい。脚本の作り方の良い悪いでなく、村井さんの作り方がそうなんだろうな。
三本木さんと小結くんは途中参戦だったとのことなので、当初はWITHステ同様アンサンブル4名の予定だったぽい。
短い稽古日程の中、キャストがそろわない日もあった。ってわざわざ言うってことは本当にそろわない日が多かったのかなと思ってしまう。いろんな会社やプリパラの森脇監督もチェックされてるはずなので、普通の舞台作るより越えなきゃいけない壁も縛りもあっただろう。お忙しい中作ってくださって本当に感謝……。

公演日全体では、アドリブ増えてった→観客の拍手する箇所増えてった→配信初見向けにリセット となっていた。
子連れ狼で、新喜劇のようにゆっくりとした拍手が自然と沸くようになったの面白かったなあ。
コヨイさんによる客いじりパートが大千秋楽では配信をいじったの流石だった。配信スイッチングさんに言ってたのかなあ。
でもやっぱりアサヒが噛まれてショウゴが抱きかかえ、コヨイが側に寄ったときに音楽も照明も迫真で、3人で正面を向いてこっち見んなになるのが美しさと可笑しみの融合で最高でした。

予想

これは予想なんですが、焚火のシーンでコヨイが「男プリスナックを食べよう」って言うのは後付けで出来たんじゃないかと思う。なんとなくつながりが薄い気がするので、男プリスナックを詰めるゾンビのシーンを受けて追加されたんじゃないかなあ。
コヨイ「3人でライブしよう」→アサヒ「味噌汁だって3人で飲もう!」だったのでは。味噌汁もなかった可能性もあるかも。
その後ショウゴの見ている夢が、「クレープ食べられないよう」から、最終日「男プリスナック食べられないよう」に着地したのは良い連鎖だったなあ。

アドパラ見直してあれこれ

アイドルパワー=キラキラ と表現されている。
「いいね」は他者からの評価だった(筐体ゲームシステム上実際は違った)のが、自分の魅力を発信すれば良い世界になっている。
自分が楽しむことでキラキラが貯まるとプリパラの力が取り戻される。そうするとゆいの夢パワーを使う必要がなくなる。

あまりちゃんは中学の入学式ではバカにされたが、プリパラでは受け入れられる。あまりちゃんのキラキラには他者評価(いいね)が必要なのかも。キラキラといいねが合わさってサイリウムハリケーンのすごいパワーが発揮できている?

アプデ失敗のアイドルランドもキラキラで再起動ライブするみたいなことなのかも。
どー--してもプリチャンランドと比較してしまいますが、アイドルランドプリパラはアプデ当初から大きなバグがあって、キラキラで浄化してる状態ってことかな……。

男プリステで出てきた「一方的にチャキると呪いが解ける」とは、心を開く、友達、チーム結成の契り。
チャキり会もあるしキラキラが貯まるのと同じようなもの?
チャキるって相手のアイドルマイクにさして相手の心を開かせる儀式なら、パキる(自分のプリチケを分割して渡し合う)よりも、バキる(殴り合う)に近いのかも。


一番の思い出

やっぱり大千秋楽の山下さんの挨拶が忘れられない。
感想に寄せられた「ほんとにプリパラだ!」が嬉しかったそう。WITHステがあったからこその男プリステだと。
カーテンコールのハケのとき、他のキャストがハケていく中、泣きそうになっている表情がちらっと見えた。でも自分の番になると笑顔に切り替えて、「僕は、プリパラが、大好きです!」と叫んだのに涙があふれ出た。
プリパラを表す大事なセリフ「プリパラは好き(ぷり)?」のアンサーであり、男プリの申し子ショウゴが立ち直るまでのこのストーリーになぞらえた客席への感謝でもあり、山下さん自身「プリパラがなかったら今の自分はない」と語るくらい思い入れのある作品なことを改めて伝えてくれているこの言葉が、どうしようもなく嬉しくて、涙が、拍手が止められなかった。隣の席の人も後ろの人もずっと拍手していた。拍手が止まな過ぎて、めが兄ぃさんの終演アナウンスが2回流れた。鼻水ずびずびさせながら帰路に就いた。


いやー-WITHステと男プリステのBlu-ray早く出ないかな! 配信映像のアーカイブの販売でも良いです。新曲の音源も欲しい!!! マリオ役の龍丸くん演じる2.5次元マリオも観たい!!

それでは、自分の感想書く前にみんなの感想をあんまり読まない縛りを課してたので、これからたくさん感想見に行きたいと思います!



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