森光七彩の生い立ち④アオギリのうたパート2
アオギリのうたを広島市公募の「広島の歌」に応募して、数日。
915作品もの数が集まったそう。
その中から、最終選考に進めるのが11作品ということになりました。
その最終選考は11月。それまで月1回ステージがあり、市民の皆さんに投票してもらうという企画でした。
確か、最初のステージはフラワーフェスティバルだったはず。私以外は大人の皆さんで、緊張していたのを覚えています。
最終選考の11月3日。当時小学3年生になっていました。
平和公園近くにあるフェニックスホールで行われました。
くじで順番が決められたところ、出番は最後の11番。
控室での待ち時間が長かったことを覚えています。
妹と一緒にステージに上がり、沢山のお客さんの前で歌を披露。
いつもと違った空気感に緊張したのを覚えています。
普段あまり緊張しないタイプだったのですが、この日ばかりは緊張で、お腹が痛くなりました。
結果発表!
グランプリを受賞しました。
その後、すぐ記者会見場に連れて行かれ、父と二人で大勢のカメラの前に座っていました。
あのときは、子供ながら、何が起きるんだろう…悪いことしたかな…と言った気持ち。
インタビューもうまく答えられなかったような…
子供ながらに"人生変わったかも"って思いました。
翌日、学校に行くと、教室の黒板に私の写真が載っている新聞が飾られていました。
みんなが驚いていたのを覚えています。
そこからは、毎週の土日にイベントがあり、アオギリのうたを歌う毎日。
たくさんの舞台を経験しました。
たくさんの大人に囲まれて歌う日々。
最初は興味本位でワクワクしていましたが、だんだんと気持ちがのらなくなっていきます…
その心の葛藤についてはまた明日…
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