『7つの習慣』を、読み直すあなたへ。
このnoteは、『7つの習慣』をこの年始に「あらためて読み直そう」としている方に向けて書いています。(初めて読む方もよろしければ)
『7つの習慣』を読み直すとき、決めている3つのこと
『7つの習慣』という本に出会い、毎年繰り返し読むようになってから10年以上が過ぎました。刊行当時から読み続けている方からすればまだまだ、ひよっ子かもしれません。
それでも、毎年、年始は自分のためにそして会社の課題としても読むにあたり、いくつか「素直に、読むためのコツ」あるいはマイルール、のようなものが、自分の中にできてきたので、個人的主観ですがお裾分けできたらと思っています。
私が『7つの習慣』を「読み直すとき」にやっているのはこの3つです。
① 新しい本で読む
② 響いた言葉には線を引く
③ 読み終わったらなぜ「線を引いたか」を振り返る
① 新しい本で読む
「むむ、出版社の陰謀だな…!」と思われたらすみません。でも、実は私は数年前までは基本的に毎年「同じ本」で、『7つの習慣』を読み続けていました。年々重ねられる付箋にハイライトやメモ。自分の歴史を「1冊」に積み重ねていくことがたまらなく良く感じていたのです。
でも、2冊目(完訳になって1冊目)を4年目読んだときにふと思ったのです。
「あれ、私去年と感じている事一緒じゃない?」
分厚い本なので、しっかり読もうと思ってもつい「楽」に読んでしまおうとするのが人間の(いや私?)悲しい性。これまで引いたハイライトやライン、付箋の文字に知らず知らずに思考が引っ張られてしまっていたのです。
これは、人によると思うので、私のようなタイプでなければ(線があってもメモがあっても惑わされなければ)「新しい本」にこだわる必要はありません。でも、「まっさらな気持ち」で読むためにも、できれば「新しい本」で読むのがおすすめです。
そして、丁寧に1文1文を読んでみること。
私はいまだに「こんな文章があったのか!!」と思わされることがあります。いや、年末年始のタイミングだけでなく、仕事上必要で読み返していても驚くことばかりなので、どうぞこの年に1回読み直すという場合には、ぜひ「ああわかっている、知っている」という「パラダイム」を一度振り払って、読んでみてください。
②響いた言葉には線を引く
これは、①と対比するものになりますが、深く考えずにガンガン線を引くことをお勧めします。
ちょっといいな、と思った言葉。なんだかよくわからないけど大事そうだと思うこと、繰り返し読みたいなと思ったら、ページを折るのも有です。もうノートかのように、どんどんと線を引き書き込みをします。
私はこれを「今の自分の棚卸し作業」だと思っています。
今、感じていることは、きっと去年の私では感じえなかったこと。
読むたびに新たな発見をくれる『7つの習慣』だからこそ、自分が今もっているパラダイムや、今抱えている悩みに自ら気づき、まずは整理する、という目的で、容赦なく線を引きます。
あと、個人的には線を引くと、読むのが早くなります。なんでですかね?
③ 読み終わったらなぜ「線を引いたか」を振り返る
そしてこちらが「読み直し」の際に、一番大事にしている事。
実は②は、この③をやるための一過程でもあります。
直感的に線を引いていった『7つの習慣』を読み終えたら、自分が線を引いたところ、ページの耳を折ったところを、最初からまたそこだけ、なぞり読みしていくのです。
①②の読書が、「コヴィー博士が言っていること」を理解し知恵を得る時間だとしたら、③は「自分と対話する読書」の時間です。
これまでは、気づかなかったこの1文を何故大事だと感じたのだろう?これまで『7つの習慣』を読むたびに、この言葉・この文章だけは毎回ハッとさせられる…。
様々な気づきがあると思います。
去年の自分が感じたことと比較するのもいいですし、自分がこれから目指すものの再定義をするのもいいかもしれません。
『7つの習慣』に書かれている言葉は、自分との対話をさせてくれます。
その時間をぜひじっくりと、年始に取ってもらえたら幸いです。
そして、実践すること
最後に。『7つの習慣』ではコヴィー博士がこんな言葉を伝えています。
昨日から私も改めて手に取り実感をしているのですが、コヴィー博士はこの本を「『7つの習慣』を実践してほしくて」書いた本なんだなあと端々に感じています。詳細な小説のようなエピソードも、折に触れてでてくるレッスンも。
読んだ後には、ぜひ何か1つ「自分が行動すること」を決めてみてください。きっとその1つの行動が、あなたの今日、そしてこの1年を、そして人生を変えるきっかけになるのだと思います。
今年も、『7つの習慣』と共に、よろしくお願いいたします。
追記1:『7つの習慣』を実践する仲間と出会いたい方はぜひこちらへ!7SALON、今年はまたあらたな試みをする予定です。
追記2:どなたでも参加可能なイベントはこちら。年始に、「習慣」について一緒に考えましょう!