かっこいい?

先日、ご縁があって、地域の魅力を発信したい!という市民活動をされている方が集まる会にお邪魔した。

40代後半から60代後半くらいの方々が集まるその場所は、自分たちの好きな街を、みんなにも好きになってほしいというような、そんな純粋な思いと目的しかない空間だった。いやらしさがない。

最近、一部の学生の間で、何かをした人がえらい、すごい、かっこいいみたいな風潮があるように感じる。

その何か、は学業でもなく、サークルでもなく、海外放浪だったり、自分で団体を立ち上げることだったり、イケイケな企業でインターンすることだったり、ボランティアをすることだったり。

別に、それをすること自体はいいと思う。経験は財産だと思う。

ただ、なんだか、何かをする、ということがあまりにも目的になりすぎて、その先に何もない、或いは就活で有利、かも、みたいな思いしかない人が多すぎると思う。

それはそれでいいとして、その何かしてることを、手段が目的になっているにも関わらず、偉そうに語る人がいる。

それってすごくスカスカで、かっこ悪いし、私からしたら少しいやらしい感じがする。目的があってこその手段、と考えられる人の話はそれがなくて、いい。

起業!起業!ってやたらいう学生も同じ。起業の先に何があるの?って、私は思う。志がある人はもちろんいる。けれど、ただ起業に憧れて、そこが目的になって、そこを目指す自分に酔って、っていう人もたくさん知っている。

もう一度言うと、手段が目的なことは、何も悪くない。夢を追い求めるのも悪くない。でも、それをいかにも偉そうに語るのは、中身がない場合は結構虚しいよ、っていうこと。

就活のために活動的になるなんて、なんか違うよっていうこと。

私はそこにすごく違和感を感じる。

自分にしか利益のない夢なら、それは胸にしまっておけばいい。中身があって、助けが必要なら、自分の思いを知ってほしいなら、発信すればいい。

私はそう思います。

つまり何が言いたかったか、というと、

就活するでもなく、社会的な地位を求めてもいない人が、ただ地道に頑張る姿がとても純粋で、美しく、かっこよく見えました、ということです。

手段が目的になっている学生、あなたは就活がなくても、続けますか、って。

所謂、悪意を含んで、意識高い系、と揶揄されるのはそこだと思うんだ。

#就活 #つぶやき



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