７歳息子がクリスマスに欲しがった意外なもの

2024年2月3日 14:16

現在２３歳の息子は、３歳でASDの診断を受けたプログラマーの会社員。

１６年前、彼が７歳だった当時
クリスマスイブに欲しがった
驚くべきプレゼントとは。

以前の記事で、５歳の息子がクリスマスに電気ライトを欲しがったはなしを書いたことがありましたが、

そのころからずっと、我が家はクリスマスプレゼントは何が欲しいか、本人に聞いて用意しています。

５歳のときも驚きましたが
７歳はもっと驚愕させられました。
なぜなら、

７歳のクリスマスに
息子が欲しがったのは、なんとこんなもの👇

昔、学校からよく配られた
お便りのようなプリントですが…

クリスマスプレゼントにこれが欲しい
　(｀･ω･´)ｷﾘｯ

と、彼が指をさして意味したものは
なんと　

わら半紙。

((((；ﾟДﾟ))))

わらばんし？

そう。漢字で書くと、藁半紙。

小学校のお便りなどで使われていた、あのグレーの紙のことです。

ここまで読んで

ちょっと、よく意味が分からないんですけど。^^;

とおっしゃる方が多いと思います。

当時、彼はあまり喋らなかったので
私たち親も、理由がよく分かりませんでしたが💦

まあ、欲しいというなら買ってやろうではないかと

夫が文房具店で、一冊注文してみると
こんな感じのものが届きました。

うわー
見るからに、つまんなそうなプレゼントだな。(^^;)
７歳児のクリスマスプレゼントが
まさかの紙！

用意する方もテンション上がらんが、
まあ、いいか。

と、私はきれいな包装紙で上からラッピングして
🎀をつけて、クリスマスイブの夜に息子の枕元に置きました。

翌朝起きると、パジャマ姿で
わら半紙の束に喜んでいる息子の姿が。
思い出しても笑えます。

彼はさっそくわら半紙を１枚、２枚と取りだして
折ったり、重ねたり、何かを書いてみたりして、毎日、楽しそうに遊んでいました。

当時、息子は学童保育に通っており、
冬休み中、学童の先生に

クリスマスプレゼントは
みんな何かもらった～？

と聞かれ
ゲームだ、オモチャだと、盛り上がっている子どもたちの中で、ひとり

わらばんし。　(｀･ω･´)ｷﾘｯ

夕方、迎えに行った私は
学童の先生から
わらばんしの質問を浴びせられたのを覚えています。

あれから１６年。
大人になった息子は、今、こんな風に語っています。

小学校に入学したら
配られてくる便りやプリントが
今まで見たこともないグレーの紙だった。
触った感じも、ちょっと変わっていて
すごく興味があった。

学校でしか、もらえない紙だから
家にも、たくさんあったらいいなと思った。

何も書いていない白紙のわら半紙を
好きなように使ってみたかった。

印刷されている文字や絵には、全く興味がなく

紙そのものに、興味を持ったところが
彼らしいなと、今となっては思います。

何はともあれ、
プレゼントというものは
一見、変なものだと思っても
可能な限り、本人の意見を尊重してあげる方がよいのかも。

子どもには、子どもの事情があるらしい。^^;

ちなみに、５歳のクリスマスの記事も、よろしかったらぜひどうぞ。