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朝日の片足
1034文字
おわっ😍😍
雲の🕳穴ぼこから太陽さんの片方の足が見えた〜
たった一枚だけ、後2枚は写メしたかったのに、もう少し拡大したいわ等と考えて、スマホ画面を広げている空きに、太陽さん足引っ込めてしまった無念。
「ねえ~聞いて〜」
お昼ご飯を食べている初老の男性一人窓際、生姜焼き定食をお召し上がり最中。
「ねえ~聞いてくれる〜」
カウンターに座っている私には水がない。
「いいわよ、なんでも聞きますよ」
彼女は瞳を一人の初老のお客さんに走らせる、通りを走る車に目を走らせる、キョロキョロしている。
私はコーヒー☕を飲みたい。
「今月一杯で私・・お店閉店するでしょ、だからね言っちゃった、今迄我慢していた事言ってやったのよ~、スッキリしちゃった、あゝスッキリーしたのよ~」
きっとお昼の時間帯に食べに来るお客さんの事だろう、そして、中々言い出さないのは初老のお客さんが未だ食事を切り上げないからだわ。
ついつい私は、その聞いて〜と言う事が聞きたくて、初老の男性早く食べ終わってお勘定してくれないものかと思ってしまった。
「女性のお客さんなんだけどね~、年配の方なのよ、ハンバーグ定食にある時目玉焼きをサービスしたのね、それからずーっと、そのお客さんには目玉焼き、代金は貰って居なかったのよ」
此処迄話した時初老の男性が立ち上がりお会計をした。
狭い店内、その男性迄の距離は2メートルも離れていない、私達二人の話しは筒抜け、もしかして居づらくなった ? 気を使わせてしまったかしら、等と考えてレジの前の彼女に目を走らせた。
ニコニコとお店の外に出て見送っている。
私はコーヒーが飲みたい。
「でね~話しの続きね、そのお客さんがね、一回目玉焼き忘れたでしょ、てっ言うのよ~、何時もならごめんなさいねと言うんだけど、もうお店閉めるでしょう、だからね思っていた事言っちゃった」
とても嬉しそうな表情をして笑っている。
長い事お客さん相手に色んな事があったのだろう事を想像したが、(笑)想像出来なかった。
「なんて言ったの ? 」
「ごめんなさいね~私はたまに忘れてしまうのよね~、でも、目玉焼きの代金は頂いていないんですよ、てね、言ってやったわ、すんごくスッキリ」
「で、で、その女性はどうしたの ? 」
「驚いた顔をしてし謝っていたわよ、でも決まり悪そうにして帰って行ったわ、言い方が自分が正しい、上から目線なのよね」
「あ~ごめんなさい、コーヒーね」
「は~い コーヒーが飲みたいです」