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広汎子宮全摘手術について〜私の実体験〜

 今回は私の手術の実体験を書いていこうと思います。これから同じような手術を受けられるかた、またはその家族ご友人に少しでもお役に立てれば嬉しいです。

 さて、私のがんは子宮頸癌1B1期(腫瘍2センチ以内)でした。医師の話より、扁平上皮癌や腺癌であれば(病院によって)子宮温存が可能だったみたいです。が、私の癌は2〜5%の確率で出現する進行度が早く転移しやすい『小細胞癌』も含まれていたため、やむなく子宮全摘➕卵巣全摘➕リンパ節郭清を行いました。

手術後にでた症状

 1、排尿障害

 術後は尿道カテーテルという、尿を排出してくれる管を入れていますが1週間経つとカテーテルを外し、自分で尿を出す練習をします。私の場合、最初は全く出せませんでした。なんとなく残尿感はあるけれども自分で出せないもどかしさで気持ちがまいってしまいました。
 自分で尿を出す→その後、残尿がどれぐらい残っているかカテーテルで測るを繰り返し、残尿が50mlになったらカテーテル卒業という流れです。最初は3〜4時間ごとに測定し、尿を出す工程もいつもより多いのでトイレに行くのがめんどくさかったです。
 人によって卒業できる期間はまちまちみたいです。1週間で卒業できた方もいれば、卒業できない方もいるそうです。私の場合は医師からまずは2年目指して頑張りましょうと言われました。実際は6週間で卒業できました。それまで自分で出す量は0だったのに、抗ガン剤治療で約3日間点滴を入れていて通りが良くなったのか??1回目の抗がん剤治療の1週間後に卒業できました。しかし、卒業から2週間たっていますが今でもお腹に力を入れてようやく尿を出しているという状態です。
 自己導尿に使用していたものは下記です。病院から処方してもらいました。
 自己導尿に使用するもの:カテーテルは1月に1回交換
             清浄綿(クリーンコットン)1回に3枚使用
             グリセリン液
             (カテーテルの中に入れて使用。2日程度で変える)


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         写真は【楽天市場】より自己導尿カテーテル

 2、太もも痺れ、麻痺

 術後、左太腿全体に感覚がなくなりました。医師の話によると、大きな手術で太ももあたりの神経を触ったためということでした。最初に説明があったとはいえ、焦りました。が、2週間たつ頃には左太腿中部分まで感覚が戻りました。さらに1ヶ月後には左太腿の大体の部分の感覚が戻っています。
 痺れ、麻痺と書きましたが歩く分には異常がありませんでした。

 3、頭痛

 これは卵巣をとり、更年期障害が起こった事によるものではないかという医師の見解でした。しばらくは頭痛との戦いでした。術後1ヶ月後にホルモンのパッチを処方され、2日に1回張り替えていますが頭痛は今のところ起こっていません。

 4、ホットフラッシュ

 急に顔がほてったりする症状のことを指します。更年期障害の一つです。一瞬で暑くなり扇風機を当てると急に冷えたり…と体温調整が難しかったです。が、これもホルモンパッチにより今のところ抑えられています。


更年期障害の中に『イライラする』というものもありましたが、癌 と告知を受けてから周りとのギャップ等でイライラはしていたので今回はあえて書きませんでした。

上に書いたものは、あくまでも私に起こった症状です。すべての方に当てはまるものではありません。参考程度に見ていただけたら嬉しいです。