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日記_211009_次の私の誕生日

朝7時半ごろ夫に起こしてもらう。今日は両親と近隣の百貨店まで買い物に行く約束なのだ。普段ひとりのときは電車で行くけど、今日は父親も一緒なので、車で迎えに来てもらって現地までいくことになっている。優雅だ。両親と会うのは、仕事を休んでいたことを打ち明けて以来初めてなのでちょっとした気まずさみたいなものはあるが、そんなことよりお出かけが楽しみで楽しみで。

というのも、職業柄、割と外出自粛してきたのでちゃんとショッピングに出かけるのは2年以上ぶり。ずーーーっと我慢していたので、反動がすごい。百貨店が特に好きだし。前日からフロアマップを眺めたり、好きなブランドの新作を予習をしたくらい。何なら、スタートダッシュのつもりでヤーマンの美顔器を衝動買いしてしまった。勢いが大切。終いには、危うくInstagramのストーリーズに「2年以上ぶりに買い物に出かけるからめっちゃ楽しみ」というような投稿をしそうになる。事実ではあるが、「自粛レベルが高いこと」でマウントをとろうとしている自分に気づきハッとする。ワクチン接種が進み、最近は小旅行なども解禁されているような風潮もある。私は私の勝手で自粛気味なだけで、何も偉くないのだ。勘違いしそうになった。思考が可愛くないな~。

車で45分ほどかかったか、久しぶりの後部座席に軽く酔いつつ百貨店の駐車場に到着。車中では新しく建てる家のことや、私の職場のことなど話題が尽きず、既に声がガラガラ。開店前に店の前についてしまい田舎者感満載だった。開店と同時に入店。

今日の目的は、私の29歳の誕生日プレゼントにヴィトンでお財布を買ってもらうこと。どうやら最近は転勤で遠くにいる妹に度々ブランドものをプレゼントしているようで、ずるいずるいとごねていたら、私にも、ということになった。ラッキー!20歳の誕生日に台湾で買ってもらったヴィトンの長財布をずっと使っていたので、お財布を変えるのは9年ぶりか。ヴィトンのモノグラムは傷つきにくく耐久性に優れているから遠慮なく使えて好き。今使っているものも、あとで修理に出して糸のほつれなどキレイにしてもらい、また時が来たら使おうと思っている。

先に妹がプレゼントしてもらっていたモノグラムの二つ折り財布とお揃いにしようと決めていたので迷うことはなかった。イニシャルを刻印してもらっている間、「来年は30歳だから、特大プレゼントを期待している」というようなことを父親に言ってみたら、「来年の今頃はもう俺は働いていないから、これが最後だな」とのこと。えーー、定年後もなんだかんだ仕事するタイプかと思っていたから、驚き。オファーはあったけど断ったとのこと。余生は何をするんだろう。父は定年までフルリモートが確定しているので、徐々に気持ちの整理をしていくんだろうな。なんだか、最後をひっそりと迎えそうで可哀そうな気がする。盛大にお疲れ様会をしてあげなくては。でもその前に車も買ってもらわないと、笑。

その後は母親と洋服をみてまわった。久しぶりなのでお洒落な店員さんと話すだけでも嬉しかったし、気に入ったものが3つも見つかったしで、最高だった。母も1つ見つけられたようで、良かった。やはり、洋服はお洒落して出かけて選びたい。店員さんと話しながら、試着して、気に入ったものを納得して買う。体力に限界があるから余計に比較検討しないし、だから満足度が高い。「いつ誰と出かけたときにどこで買った」という想い出がセットになることで愛着が増す。素敵。

あっという間に2時間が経ち、父と合流。そのままステーキ屋さんへ。久しぶりにステーキ肉を食べたし、久しぶりに父が飲んでいた生ビールをひとくち貰った。外食、お酒、あー、こんなだったな。いいなぁ。娯楽にまみれた生活だったんだなー。

帰り道、夫からLINEが届く。「ケーキ屋さんやってなかった」とのこと。そのひとことで「私の誕生日のお祝いのためサプライズでケーキを用意しようとしたけど臨時休業だったから失敗した」ということがわかり、健気さにキュンとする。夫はいつも間が悪いけど、そこが可愛いんだよね。急遽ケーキを買って帰ることにした。

一度実家へ寄ってひと休みして、家まで送ってもらう。夫はケーキを喜んでくれた。良かった。プレゼントのお財布を見せびらかすと、「俺は何をプレゼントしたらいいんだ」という顔をするから、また可愛くて。選ばせるのは酷なので、eteのピアスかネックレスをお願いすることにしている。アクセサリーをプレゼントで貰うのはこれが初めてになる。

誕生日月の10月になってから既にケーキを4つも食べている。秋は食べ物がおいしいし、夏より甘いものが好きになる。食欲の秋でもあるし、誕生日月間ということで、オールOKということにしている。

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