映画『イカルイト(IQALUIT)』
カナダの北極地帯を舞台した2016年の映画。
建設現場の監督である白人男性が死亡し、その妻が現地のイヌイット人達と交流し、事件を真相を暴いていくというストーリー。
あまりイヌイットにスポットライトを当てられた映画が少ないだけに新鮮だった。
冒頭で漁で獲ったアザラシの生肉を家族で食べるシーンもあり、イヌイットの文化を感じるところから始まる。
私は北海道の生まれなので、景色的には何となく馴染みがあって、寒々しい空とかにも、紺色の海の色も懐かしかった。
舞台は良かったが、映画の描写としてはあまり印象に残っていません。雰囲気としては北欧映画のような色合いで、静かなストーリー展開。人間を描写するのか情景を描写するのか、もう少し深い表現が見たいと思ってしまった。
イヌイットの文化やカナダ北部の雰囲気を感じたい人にはお勧めの映画。