『友達に言いたい事が言えない』
「友達に言いたい事が言えない」ってありますよね?
そんなことないですか?
私は、こう見えて、けっこうありました。
先日、体験授業にご参加頂いたお子さんは、クラスの友達に、
大切にしているものを乱暴に扱われてしまい、
悲しい思いをしてしまったのだそうです。
これはお母さまから伺ったお話しなので、ファクトがどうであったかはわからないのですが、もし、このお子さんがお友達に自分の本心
≪それは、とても大切にしているものなので、取らないで欲しい≫
≪乱暴に扱わないで欲しい≫
という事を伝えられていないとしたら、、、
二人の関係は『lose-Win』になってしまっている、という事なのかなと思います。
これは、お相手のお友達が、何を望んでいるかにもよります。
お友達の大切なものを乱暴に扱う事を、本人がどう捉えているか?
(心地の良い事なのか、そうでないのか)
場合によっては『lose-lose』ですね。
「7つの習慣J®」アクティブラーナープログラムでは、
人間関係の4つのパラダイムを学びます。
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①『Win-Win』
自分も、相手もハッピーな結果
②『Win-Lose』
自分はハッピーだけど、相手は涙な結果
③『Lose-Win』
相手のハッピーのために、自分は涙な結果
④『Lose-Lose』
自分も相手も涙な結果
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アクティブラーナーになるためには『Win-Winのパラダイム』で考えることがとっても大事です。
なぜならば、アクティブラーナーは、たくさんの人と協力していくことが大事だからです。
では、『Win-Win』の関係になるためには、どうしたら良いでしょうか?
そのヒントになるのが『勇気と思いやり』です。
【勇気と思いやりのバランス】が大事です。
勇気をもって、自分の意見を言えること。
そして、思いやりを持って、相手の意見を聴けることが、Win-Winの関係には必要です。
勇気はあるけど、思いやりが足りなくて、相手を涙させていないか?
思いやりはあるけど、勇気が足りなくて、我慢ばかりしていないか?
ワークでは、子ども達が普段どんなパラダイムを持っているか確認し、勇気と思いやりのバランスを保つためには、どうしたら良いかを考えます。
みんなが『Win-Win』のパラダイムで考えられるようになれば、最高のクラスになると思います。
ところで、私が友達に言いたい事を言えなかった時の事を思い出してみました。セルフコーチングの力を使います。
コーチがこのように問いかけます。
「あの時、どんな気持ちだったの?」
大事なものだから、触らないでほしかったけど、言えなくて、悲しい気持ちと怒りの気持ちが混ざった状態だった。
相手に反撃されたり、嫌われるのが怖いと思っている。そんな状態だった。でも、本当はやめて欲しいなと思っている状態だった。
「言えなかった、本当の理由は何だろう?」
自分への自信の無さが、勇気をもって行動できなかった理由かもしれない。
「そうか、じゃあ、自分への自信をつけるために、何をする?」
今まで人に言えなかったことの中で、これなら言えるかも、ちょっと勇気を出して言ってみようかな?というものから、相手に少しづつ伝えてみることにする。
「具体的には?」
まずは、言えない事リストを作ってみる。そこから3つピックアップしてみる。
この後も、コーチからの問いかけは続きますが、長くなってしまうのでこの辺で(笑)そして、またの機会に、このチャレンジの結果を報告しますね。
※「7つの習慣®」および「7つの習慣J®」はフランクリン・コヴィー・ジャパン社の登録商標です。