私のパラダイムシフト②
今日は、私が会社員時代に体験したパラダイムシフトについて
書かせていただきます。
まだ、うちの子どもたちが保育園に行っていたころのこと。
毎朝、保育園に連れて行ってから出社するのに
時間に追われてバタバタでした。
まだ小さい息子に「会社に遅刻しちゃうから、早くして!」
と毎日のように、焦りながら、子供たちに要求していました。
ある時、夫からこんなことを言われました。
「遅刻したら、どうなっちゃうっていうの?」
私は、一瞬ポカーンとしてしまいました。
「5分、10分遅刻したからって、業務に何か重大な支障が出るの?」
これは、業種・職種にもよると思いますが、、、
私が当時就いていた仕事は、はっきり言って
多少遅刻したとしても、他の誰かに重大な影響が出るような
仕事ではありませんでした。
私は
≪会社員たるもの、遅刻はしてはいけない≫
というパラダイムを持っていたと気が付きました。
そして、夫のパラダイムは
≪これから保育園に行って親元を離れる子どもを笑顔で送るべき≫
でした。
どちらも間違っていないと思います。
ですが、私が優先したいのは、子どもたちの気持ちだなと気が付きました。
当時は、子どもたちと接する時間が
朝の1時間、帰ってきてから2時間ほど、
そして、夫婦ともに土日は仕事だったので、
土日も一緒に過ごすことができませんでした。
そんな中、貴重な子供たちとの時間を
怒った声で過ごしてしまうのは
子どもたちにとって、重大な、悪い影響を与えてしまいかねない
会社に遅刻しても、業務に重大な悪影響がでなければ
優先すべきは、子どもたちのほうだ、と気が付きました。
それからは、遅刻しそうになっても
焦らないで、子どもたちに接することができるようになりました。
不思議と、子どもたちも、言うことを聞いてくれるようになりました。
夫は、仕事に対してドライな考え方を持っていて
私はどちらかというと、仕事に情熱をもって取り組んでいたので
時には、別の角度から物事をみてみる
考え方の違う人から、学ぶことの大切さを感じました。
「我以外皆我師」
謙虚に学ぶ姿勢を、持っていたいなと思いました。