前のめり、その姿勢だけは誉めて良し
ワンピースの最新巻は読んでいないけど、人間菅田将暉劇場の閉幕を生で聴けた。かなり浅めのリスナーなりに、あの終わり方は感動してしまった。初回ということで、ぺこぱann0を聞いたら彼らの面白さを知ってしまった。なにあの二人組、ずっと地元のバイトの先輩みたいな話してる。チャラ男のコーナー、アホすぎて元気出る。
「あの夜を覚えてる」を両日ともリアタイできず、アーカイブ最終日に滑り込むように試聴した。正直、リスナー歴も短いし、ラジオやannもまだ浅い自分では、話についていけないのではと思って買うのを躊躇していた。Twitterで、各所に仕込まれた小ネタ情報が流れてくる度に不安だったくせに、ばかまじめの曲フリでちゃんと泣いた。ファッサマ姉さんの最終回より後に見てしまったからかもしれない。「受験応援系」「余命短い系」に引き続き、私が泣いてしまう映像作品に「ラジオの最終回」が加わった。
嫌々早起きして始まった社会人1週目は、長いようで早かった。研修も7日間と短く、来週には配属先を言い渡されてしまうらしい。怠けきった体内時計を無理やり社会に適合させて出社する。うちの会社は思ってたより体育会系で、起立-礼-着席が揃うまで練習、企業理念の暗唱、挙手絶対だった。束の間の在宅の日、コンプラの座学を聞き流しながら名簿を眺めていると、同じ名字の人がいた。
私の名字は珍しくもないが、会ったことがなかった。挙手制で意見を述べるシーンもあったが、今まで自分が当てられていたと思っていたのは、もう一人の発言権を奪っていたかもしれないと反省した。「名字だけでは区別できないためにフルネームで呼ばれる」という、佐藤や田中や渡邊でよく見てきたシチュエーションを初体験したのだ。その人は関西の部署なので、今後会うとも限らないけど、なんだか新鮮な気持ちで名前だけ覚えた。
「社内報に一人一人の写真と、軽い紹介が載っているから同期との距離を縮めるのに使うといいよ。4月の社内報は先輩達も毎年楽しみにしているから。」
偉い人に言われた。まじか。そんな大々的に載る情報なら先に言っといてよ。
「深夜ラジオリスナー」
なんて、"ちょっと人と違いますよ"みたいなことを書いてしまった。なんかもっと当たり障りない紹介文にしておけばよかったな。まぁ「麻雀できます」とか「スノボ初心者」とかよりは、程よくパーソナルで丁度良い気もしている。これで誰か話しかけてくれたら、それはそれで良いじゃない。
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