「不買」はただの自己満足
ある企業のスタンスが気に入らないから不買します!などと声高に主張する人がたまにいますが、「意味ないし、”自分は世の中の仕組みを知らないアホです!”と自己紹介してるようなもんだからやめときな。やるなら勝手に黙ってやってりゃいいのに」としか思わないのですよ。
「韓国が嫌いだからサムソンのギャラクシーは絶対買わねえ」(ドヤァ)
そのあなたのスマホの中にたくさん入ってるチップのうち少なくとも1個はサムソン製だと思うよ?
パソコンに逃げても、パソコンのメモリとか結構サムソン製よ?
マクドナルドのてりやきマックバーガーのてりやきだれ、実はエバラ食品が作ってるし、味の素が医療分野に進出してたりするし、飲食店、特にチェーン店で出てくる食べ物はだいたい、どこかの企業が作った半加工品の寄せ集めだし、早い話ある特定の企業から完全に逃れることなんて無理なんですよ。この資本主義経済の中で生きてるなら。なので、不買なんてただその人の自己満足でしかないんですよ。それでもその人の自己満足でやるのは止めようがないし、不買を声高に主張すればするほどアホだと思われるけどそれでもいいなら勝手にどうぞって話にしかならないんです。
もしかしたら、ある特定の企業の不買運動を「正義」に基づいてやってると思っている人もいるかもしれないですが、はっきり言います。それは正義ではなくエゴです。
この企業は悪だ→だから買わない→売り上げが下がってその企業が困ればいい
このロジック、復讐と何が違うの?
復讐もただの自己満足です。「自分が」気に入らないから仕返そうと思うのが復讐なのですから。
これでもまだ、不買とか言い続けます? 企業を批判するなら別のやり方があるはずです。